無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

10万枚

ヒカルが復帰したとして、CDはどれ位売れれば成功といえるか難しい。若い頃に売上で語られた人は年を経ても同じように語られるだろう。無視してもいいが、それも芸がないような。

シングルCDは兎も角、アルバムの方は10万枚が目安か。ダウンロードと合わせて…うわ難しいな。

ただの暇つぶしならYoutubeに幾らでも転がっている無料音源を聴いていればいい訳で、わざわざお金を払ってヒカルのCDを買ったりするのは…やっぱりライブの優先予約券でもないと無理か。

30代以上のファンは案外CDを買ってくれるだろう。3000円程度は悩む金額でもないし(って配信の250円を買うべきか買わざるべきか毎日悩んでるヤツに言われたくないわな)、昔を懐かしんで手を出してくれる人も居るだろう。どうせなら新作を出す度にベストアルバムをオマケでつけてもいい。いや要らんとか言わないで。

問題は、若いファンである。音楽好きは大量に居る。フェスティバルは20代あたりが主力ではないか。10代かもしれない。音楽を聴く事自体は廃れていない。

当代の新しい大御所といえばSEKAI NO OWARIだろうか。歌が下手(というか歌い方が苛立たしい)な為上の世代の評判はさほどでもないが、作詞作曲、そしてコンセプト提示能力は非常に高く、観客動員はもはや目を見張る程だ。たとえ今がピークだとしても既に名を残したと言える程の実績がある。

彼らの何が凄いって、一週間でシングルCDを10万枚売る事である。彼らを支持する層は最早CDなんて買う習慣の無い世代だ(あるのはアイドルファン)。それなのに10万枚。桁が違う。

何より、配信での彼らの強さは圧倒的だ。RPG何年チャートに入っとんねん。Greeeeeeen以来の大物である(なんか多い気がするがよしとしよう)。いや、レコード会社的にはポスト・BUMP OF CHICKENかな。いやBUMP OF CHICKENより売れている。

そんなだから、例えばヒカルがセカオワよりCDを売ったからといって勝利宣言が出来るかというと、ダメである。まだまだCDを買うのに抵抗が無い層を相手にした10万枚と、そもそもCDプレイヤーを持ってない層を相手にした10万枚では価値が違うのだ。支持者の広がりを推し量る評価値としては、ね。

でもまぁ、ファンベースの希薄な中、10万枚ヒカルが売ったら大したもんだといえる。そもそもセカオワに対抗意識燃やす必要もないし。いやそれは少々負け惜しみだけどね。兎に角、CDアルバムに絞れば、ヒカルは少々アドバンテージがあるかもしれないから浮かれるのは禁物ですぞ、という話なのです。

なんだっけ、今年はサザンが初週30万、B'zが初週20万とかだっけ。当時書いてたのに忘れちゃったな。これから見てもヒカルの成功ラインを10万枚におくのは現実的だろう。果たしてどうなるか。どうせならオマケとか無しで勝負してみて欲しいがな。