無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

巻き込まれた物語と併走する方法

新聞なんかいらな〜い
肝心な事が載ってなぁい

…色々と凄いな。

それは置くとして。Beautiful Worldの宿命を破ったのは桜流しだった。アーティスト活動休止中なんだから更にリミックスで畳み掛ける方法論もあったハズなのに、だ。

次は勿論新曲しかありえない。桜流しは違うアレンジでどうにかなる曲ではない。無論、インスト・バージョンが劇中で使われる、等だったら大いに歓迎だが、序の次にそのまま続いた破とは違い、Qで出されたQuestionの数々に答えるのが次回作に期待される所であるので、同じ曲という訳にはいかない。

しかし、庵野総監督のシンゴジラが来夏公開予定らしいので、シンエヴァはもっと先になる。ヒカルが来年中に新作を出すとするとそこにシンエヴァ関連の曲は収録されない。

シングル曲として発売日がズレるのは構わない。しかし、アルバム曲としてはあるかないかは果てしなく重要である。「HEART STATION」にBeautiful Worldが収録されていなければどれだけ物足りないか。一枚のアルバムを構成するにあたって、シンエヴァの公開時期はヒカルにとってかなり重要である。

とはいえ、その「HEART STATION」の曲順決めにヒカルは拘わっていなかった。三宅さんらの合議である。その事実からすると、ヒカルからすれば「曲は作るからあとはお好きに」という面もあるのかもしれない。つまり、シンエヴァ曲が間に合えば収録するし間に合わなければ収録しない、という選択肢もありえる。ただここにある曲で曲順を組む事になっていれば、不在の曲は知られる由もない。

ただ、当たり前だがシンエヴァの曲はEVAの曲であると同時にヒカルの曲でもある訳でそこにパーソナルな物語が込められているとしたらアルバムのバランスは、その曲の存在を知らない人間に対してすらいびつにみえるかもしれない。「なんかよく解らないけれど物足りない」と言われるかもしれない。であれば、そうだな、「次のエヴァを待ち望む曲」でも作ればいいのかもしれない。それとなくわからない方法で。なんか、そこまでしないと、この不可分な関係性の中での解決法は無い気がしてきたよ。