無意識日記々

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キンタマクラはドラゴンボール

屁、乳首ときて今度はキンタマか。着実。

ブくまもリツイも順調なようで、省エネツイートで注目を集める術としては効率的。特にスポーツ紙などは、こんな短いツイートに突っ込みようもなく、余った余白を埋めて記事として成立させるべくしっかりと「なお、宇多田ヒカルは、このほど4月から朝ドラの主題歌を担当する事になっている」云々的な文をくっつけてくれるので宣伝効果は抜群である。実にうまくやっている。

さて、この度のキンタマツイート、如何にスポーツ紙といえど伏せ字を余儀なくさせられているようだ。曰わく「キン●マ」、「キ×タマ」、「キ××マ」など…各紙伏せ字の仕方まで個性があるのかと感心したが、なるほど、屁や乳首ならセーフ、キンタマだとグレーゾーンに差し掛かってくる訳ね。これが女性器の俗称だと伏せ字にすらせずに記事にするんじゃないかと思われる。男女差別だな。(違います)

多分、狙いがあるとすれば(あるとすれば)、ここらへんなのだろう。年々締め付けがキツくなる"自主規制"がどこらへんまでかを探れる。更に、リプライを読む事でどこらへんまで読者に受け入れられるかが見えてくる。どうやら「お母さんあるある」らしく、「ですよねぇ」なツイートが目立った。

なお、このツイートで「宇多田ご乱心」なまとめ記事を書いた人が居たようだが、取り上げてる否定的なツイートは1人だけがヒステリックに多投しているのを並べて如何にも「たくさんの人から」な雰囲気を出していた。勿論否定的なツイートはその人1人だけじゃないんだけど、印象を水増ししているのは確かだ。

こういうまとめ記事が発端となって「叩く空気」が徐々に作られていく。情報淘汰原理の効かない時代なので、嘘から始まっても何も収束しない。今回の程度であればまだ大丈夫だが、これ以上は注意が必要だろう。

当のヒカルは「おぼっちやまくん」の茶魔語で育った(語弊大有り)事もあって、ともだちんこなキンタマツイートくらい屁でもないだろうが、イメージは別の所で育つ。主婦層が支持層かもしれないが、ミュージシャンであれば別にこういうイメージダウンも痛くないのはゲスな方で皆さんも承知の通りだろう。まだまだ、痛くも痒くもない。


これによって、今の日本で歌詞にどれだけの単語を放り込んでもいいか少しだけ測れるだろう。歌に際どい言葉が出てきたら我々はダヌパのキンタマに感謝の祈りを捧げねばなるまいて。