無意識日記々

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久々にステマしてみるよ、ぴかちゃん

タワーレコード渋谷店の隣でやってる宇多田コラボカフェ、今夜で最後か、24時までやってるって話だから、今から行けば間に合うな、折角だし行こうかな、と思ったがやめておいた。

なんか2回も3回も4回も行った気がするが、本当に素敵空間だった。店内に居る間、ずっとヒカルのミュージック・ビデオが流れる。即ち、宇多田ヒカルの歌声で満たされっ放しの空間だ。それを素敵と言わずして何と言う。最初に行って素直にビックリしたのは、隣のテーブルに座った見知らぬ人たちが何の躊躇いもなくヒカルの話を始めた事だ。コラボカフェなんだから当たり前なんだけど、実際に見聞きすると妙に笑える。立地上ファンばかりが来ている訳でもないのだろうが、テーブルの上にヒカルの載ってるぴあやサンレコを開く時の違和感の無さ。これも笑えた。何だか俺笑ってばっかだな。

何より、仲間と飯を食うのは単純に楽しい。ぶっちゃけメニューには何のコラボ感もないただのカフェで、そこらへんの工夫のなさは世間に溢れるコラボカフェに後れをとった感がある。せめて店内に入ったら「ぼんじゅーる!」と元気よく挨拶して欲しかったが、無理か。いやそれされてもこっちが恥ずかしいか。その時流れる微妙に気まずい空気。ヒカル結構好物かもしれない。

要は、ヒカルを聴きながら仲間と語り合うのはやっぱり楽しい、と再確認できた空間だった訳だ。そこでふと気がついた。それって毎年やってるじゃん。1月にHikkiの誕生日を祝うオフ会で。二次会ではお店を貸し切って『WILD LIFE』を延々流していたりする。店に居る数十人、全員宇多田ファンだ。「おはようさまです」とか「アリガタビーム!!(ノ・_・)‥‥…━━━━━☆」とかのネタが通じる相手ばかりである。そりゃあ、楽しい。

何の事はない、大好評の宇多田コラボカフェだが、毎年オフ会の幹事さんはそれ以上の空間を作り出していたのな。わざわざ確認するまでもない事なのかもしれないけれど。いやはや、別にそこはタワレコの隣でなくてもいいし、出てくるご飯がエキゾチックな必要もない。ヒカルの歌声が流れて、冗談の通じる仲間が居て。それ自体が素敵空間だ。別に期間限定のコラボレーションにこだわる必要なんて無いのだった。という訳で今日は疲れているので素直に家路についている。

日本人は本当に「限定」に弱い。供給を絞られれば途端に欲しくなる。でもそれって、みんなわかっているように、幻想だ。いつも常に自分が欲しいものを探していられれば、それの供給量なんて関係ない。いつも言う事だが、溢れるほど余っていてもそれでも選んでしまうものこそが、自分のいちばん欲しいものなのではないか。人はついつい「限定」に目が眩んでしまって、自分の人生の時間が非常に限定されている事を忘れがちだ。そこから目を逸らす為に限定品に血眼になっているのかもしれないが。

話が説教臭くなったな。仲間と飯を食いたくなったら、食えばいい。そのシンプルな事実を再確認できただけでも、コラボカフェの意義は、深かった。まだそれをした事がない、してみたい、という人は上記のように来年の1月に関東でオフ会があるから来てみるといい。無意識日記の目次の「始」のボタンを押せば、何か書いてあるよ。「始」の字、ちっちゃいけれど、見つけられるかな? それが君と私が出会う為のスタートボタンだよ、っと。いや、私に会いたくない人も来ればいい。案外隅の方で静かにしてる方だから俺。話し掛けなきゃ印象に残らない位影が薄いよ。ハンドルネームが影なくせにね。

特に誰にも頼まれた訳でもないけど、以上ステキなマーケティングでした。タイトルはその略ねw