無意識日記々

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音楽教室での著作権料について1

一昨日のヒカルのツイートは過去最高のリアクションを記録した。今朝の時点で約6.6万RTの約8.6万Favである。7年前とはリアクションの規模が10倍ほど異なるのでそうそう比較は出来ないが、仕事復帰ツイートやキンタマツイートよりずっと大きな反応だ。これでもデイリーリアクション最高にはならないのだから今のTwitterのリアクションの大きさには驚かされる。10万RTを稼がないとツイート・オブ・ザ・デイにならないのだから。


@utadahikaru : もし学校の授業で私の曲を使いたいっていう先生や生徒がいたら、著作権料なんか気にしないで無料で使って欲しいな。


このリアクションの大きさは、直接ヒカルの発言内容が感化したというよりは、世に蔓延るジャスラックに対する反感を刺激した、という側面が強い。ある意味ヒカルはそこに乗っかった訳だ。メッセの時代なら兎も角、ツイッターでこういうのは珍しい。

恐らく、推測だが、単純にミュージシャンであるヒカルは普段からジャスラックのやり方に不満をもつ機会が多かったのだろう。我々は記事で伝聞を読むのみだがミュージシャンにとっては収入と生活に直結するイシューだけに無関心でもいられまい。ヒカルの方にも感情のベースがあるから呟く指にも力が入るというものだ。

しかし、世の、直接ジャスラックと利害関係にないと思しき人々まで侮辱的な発言を繰り返せるのはどういう事なのやら。いや、寧ろそれが真実だというのは震災以降、どころかインターネットに触れ始めて以降ずっとわかりきっていた事なのかもしれない。人は、自分と関わりのない人々に対しての方が簡単に侮蔑的な発言を浴びせられるのだ。実際に接触した後は極端にその頻度が落ちる(なくなるわけではない)。実際に見知ると「前もってきいていた悪評とは違って、随分とまともな人じゃないか」となるのが大半だ(全部ではない、くどいようだが)。ジャスラックに関しても、悪しざまに謗る何人がそこで実際に働いているジャスラックの人たちと接触しているのだろう。誰かが「ジャスラックはあくどい」と呟いているのを間に受けて「そうだそうだ」と同調しているに過ぎない。

普通にジャスラックに関する記事を読んでみると、勿論問題は山積しているとはいえ、彼らの言い分に一理あるのは否定できない。少なくとも、それがジャスラックである必要はないが、彼らのしている仕事の基本は世の中に必要な事だ。必要だからこそ見る目が厳しくなる、というのも道理だが、カ○ラック呼ばわりしておいて厳しくみるだなんてとても言えないだろう。

こういう事を書くと擁護派というレッテルを貼られるまでが基本的な流れだ。人にレッテルを貼らないと不安で仕方がない人は私の書く文を読むのは精神衛生上大変よろしくないのでどうかご自由に振る舞ってうただきたい。私の書く文は読み手に不安を与え自省を促す類の代物だからね。

いずれにせよ、全体として、ヒカルのツイートがジャスラックに対する罵詈雑言を増した点は否めない。それ以上に「よく言ってくれた」というヒカルに対する賞賛の声が多いのが救いだが。…うーん、もうちょっとこの話続けようか。冷や水の掛け方が足りない気がするので。