無意識日記々

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ある意味、なりくんぐっちょぶ。

ラジオ番組「MUSIC HUB」はなりくんの喋りが合わなくて普段聴いていないのだが、先日の(先週かな?)「ドラマー国籍当てクイズ」は不覚にも面白かった。ドラムプレイを聴かせてその特徴から演奏者の特徴、国籍やジャンルを当てるというシンプルなクイズで、音楽に興味の無い人詳しくない人にはつまんなかったかもしれないがあれはどちらかというと昔の「カルトQ」みたいな感じで、「本職のドラマーさんってそんな細かいとこまで…」と専門家ならではの知識や聴覚、見識の深さを楽しむもののような気がする。クイズそのものにリスナーが参加できる類のもんじゃない。

3月に同番組に於いて「写真で性格が当てられます」と特技を宣伝したヒカルさんもこのクイズに強そうなので是非参加してうただきたい。寧ろ率先して「耳のよさ」をアピールしに来てくれるんじゃないか。顔写真でその人のプロフィールを語れるならドラムプレイで語れたっていい筈だ。

企画の発案者さんの言い分だと「国籍以外のプロフィールも当てられたら加点しよう」ということだったのだが、ヒカルなら何点加点出来るだろうか。関根勤のように細かいプロフィールまで妄想して欲しいものだ。

演奏には人柄のどこまでが出るのだろう。イングヴェイ・マルムスティーンのプレイを聴いて「この人ワガママなんだろうなー」と思ったり、エディ・ヴァン・ヘイレンのトーンを聴いて「この人いつも笑顔なんじゃないの」と思うなら「当たってる」となるんだが、それは先入観のなせるワザなのか。確かに、我々の根本問題としてヒカルに対して「最初歌を聴いた時はまさかこんな女の子だなんて夢にも思っていなかった」というのがあった筈だ。歌で人間性なんかわかんないよ、というのがこれを書いてる人と読んでる人の通奏低音。歌と性格のギャップこそがヒカルの魅力で…

…と書いてて、ヒカルの歌から入った人と性格から入った人(≒メッセ読んで魅了された人)も普通に仲間になってるこの感じをどう説明したらいいんだろう?と悩ましい気持ちになってきたのだった。大体自分からして「魅力的な人で・魅力的な歌で」と両方を絶賛して10年以上日記を書いてきている訳で、あらやっぱり音楽性と人間性って関係あるのかな、でもそれってワガママイングヴェイやスマイルエディみたいなわかりやすい関係性じゃないよな、と思ったり思わなかったり。こう考えてみたら結構な謎なんじゃないか。

話が混濁しているな。寧ろこれは、「昔は熱心だったけど今はそうでもない人」に訊いてみたい事かもしれない。が、当然ながらそういう人はこんな日記読みに来ない訳でな。程度問題ではある。概ね好きは好きなんだけど『忘却』はどうにも好きになれない、とか、『あなた』はどうもピンと来ないなぁ、とか。そういう人はその時々で「いったんお休み」という感じで、ヒカルに注目する日々まで引き上げる訳ではなかったり、そういうのが続いているうちに徐々に興味を失っていったり。1人々々違うだけに、一般論は難しい。

逆に、人には興味ないけど歌は好き、とか、歌には興味ないけど人は好き、と割り切ったファンの人はどれくらい居るんだろうな。『Fantome』の売上枚数とリツイートの数のスケールからして前者が最大多数な気がするけれど、こんな辺鄙な日記にまで辿り着く人は後者の割合が多いかもしれない。この二択でいっぺんツイッターアンケートとってみる? …ふむ、ちょっと面白いかもしれないな。