もうSUNTORYは日本語表記を「サントリー」から「サントーリ」に改変すべきだよねこれ。
新しいヒカル出演のCMが公開された。それも新雪の如くまっさらな新曲『Play A Love Song』を本人が口遊むやつ…っ！ これがもうクソドポップ……っっ！！ そして転げ回る本人がクソかわいい………っっっ！！！ あ、「クソ」は昔Utadaがインタビューで「好きな日本語は？」と訊かれた時に『KUSO !!』と答えたそのクソです。てっきり「空想かな？」と思ったこちらのノイズファンシーキャノンな疑問を『英語だと"SHIT !!"です』と答えて完全に粉砕してくれたそのクソです。
しかし、なんちゅうこっちゃなぁ。昨日誰かが目ざとく「宇多田新CM」の文字をラテ欄に見つけたときいた時は「え、更に新曲？ それともダブルタイアップ？」と戸惑ったのだが、いやはやこうきたか完全新曲。しかも4月25日にはもう配信開始だとさ。
これで目下３通りの新曲プロモーションが展開される事になった。まず『誓い』＆『Don't Think Twice』はゲームが動くまでは動かないだろうからこれから半年、６ヶ月くらいは待たされるだろう。花晴れのイメージソング『初恋』は６週間後の配信まで待たねばならない。しかしこの『Play A Love Song』は６日後には配信で…手に入るという。なんちゅう三者三様三通りのプロモーション方法…！ 完全に裏をかかれた。
こちらとしては早々に「なりくんのデビュー日にヒカルの新情報をぶつけてくる方法論もありえるが、流石にそれはしてこないだろう。RIAのスタッフが過労死してしまう。」として切り捨てたプランをよもや実行してくるとは。そりゃ梶さんも栄養ドリンクを経費で落としたくなるというもの。まぢでRIAスタッフは泊まり込みの連続だろうな。
しかしこれでなりくんは抱き合わせでプロモーションして貰えるという事で、本人としては嬉しくないだろうが商売としては至極正しい。好かれようが嫌われようが売上は露出に比例する。確率が低くても接触機が多ければカバーできる。宇多田ヒカルという国内最大級のコンテンツに巻き込まれるなら尚更だ。
それにしても新曲の『Play A Love Song』。すごい。前日にファンたちがドラマを見て曇らせていた気分を、まるで終盤まで黒が優勢だったオセロの最後の５手くらいで白が一気に逆転して盤上をまるで南アルプスの大雪原のように真っ白に染め上げる位に爽快な、歯切れのいい、小気味よいPop Songだ。音が鳴った瞬間のあのわざとらしい狙ってきた感覚。これぞPop Song。クソ馬鹿売れしてしまいますな今度こそ。もうあなたも『Can we play a love song ? Can We play a love song ?』と鼻歌を歌い始める頃だろう。
そしてヒカル…ッ！ 子持ちバツ２(←New!!)35歳というどうでもいい数字２つが銀河の彼方に飛び去る程かわいい。いいのかこんなの放送して。何かの規定にひっかからないか？ ただひとつ残念なのはCMが30秒バージョンと60秒バージョンの２通りしか見当たらない事だ。そこは３通り作っとけよSUNTORY。
