無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

おもしろおかしく …おかしく?

日大アメフトの件、凄いなぁ。スポーツで怪我した事件が連日ここまで大々的に取り上げられるなんて、誰か何か隠したいのか、大物の政治家の癇に障ったのか、何なのだろう。ここ数日見出しを見聞きして素通りしているだけなので詳細は知らないのだが、殺人事件やら労働死やらもっと重要にみえる案件をまるっきり差し置いてこうやって注目を集めているのをみると、中身なんてどうでもいいんだなと思われる。

げいのうじんのゴシップも似たようなもんですな。その人がどんな芸能を持っているかなど関係なく、いや、その人である必要すらなくニュースが消費されていく。ただ一点、「知名度が高い」というファクターだけ持ち合わせていればいつでも餌食になりうる。生きている生命からただの肉になりはてるのだから、確かにそれが誰だろうと関係がない。

ヒカルが餌食になる時、勿論どんな歌を歌っているとか歌ってきたとかは関係ない。ただ有名であるというだけで絡め捕られ、消費されていく。

一方で、同じ紙面や誌面で、はかったようなプロモーションが展開される。中身の話である。もちつもたれつだから、一方的に邪険にする事も出来ない。

ググれば色々と出てくるが、新聞社、出版社、放送局などは人脈的にも資金的にも繋がりが多い。この中でレコード会社がどういう立ち位置なのかは難しいところだが、いざプロモーションとなった時に各社各局を動かせる程度の"権力"は持ち合わせている。案外「ただ昔から顔見知りだから」みたいな理由もあったりするっぽいけど、ひとまず、所謂"既得権"のお陰で宣伝網を利用させて貰っている。

その紙面や誌面や画面が横並びで、内容的には"どうでもいいこと"に注力する様は滑稽だが、その陰で何人もの人生が動いている。或いは、止めさせられている。ミュージシャンとしてその沼に嵌っているという自覚は、母の背を見て育った身には十分あるだろう。気にする事はないなんて言えない。人間にはいつでもそういう面がある。ここから1ヶ月、それに曝されながら健康を保っとくれ。