無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

not only 能登, but also 能登.

不思議なことに、アオヤマ君のお母さんが声を出したその瞬間に「能登だ!」とわかったのにその後アオヤマ君のお母さんが喋っててもあんまり能登麻美子だとは思わなかったんだな。これが本業声優の技術と実力ということなのか…。いやまぁ、今や能登麻美子の声はブランドそのものであって、特殊例過ぎるというか特別過ぎるというか、一例として持ち出すにはあまりにもワン&オンリーというか。よく声質が似ていると指摘される早見沙織もまたアナザーワン&オンリーでしかなかったりして代えがきくきかないの話じゃなかったりするしな。やっぱり2次元へのアプローチそのものへの心構えからして別な気がする。


うぅむ、声質だけならヒカルだって唯一無二なんだが、きちんとした訓練を受けてないと声優業はままならない、という事実はオールドファンならとっくの昔に痛感している筈。嗚呼黒歴史。そう、ブラックな奴の話です。

だからこそ、逆に、今度こそちゃんと声優としての訓練をしてから挑戦して欲しいなと思い続けて早十数年。気が付いたら35歳。今からやらせて貰える役となるとそれこそ能登麻美子みたいにお母さん役とかってことならぁな…。いやそれ自体に不満があるわけではないのだけれど、そんなに時間が経ったんだなぁ、と。いや“前回”も〈奥さん役〉ではありましたんやけどね。自称ですが。

そういや元々釘宮理恵能登麻美子とそんなに歳離れてないわ。3〜4歳くらいか。歌の方でも『あなた』で母親目線を公言しているし、それに何の違和感も覚えてなかったんだけれど、声優という「役者」に当て嵌めてみるとこんなに感慨が違うもんなんだね。不思議なもんだ。

でもま、次にまた映画の主題歌を担当するときには、チョイ役のウェイトレスとかでもいいから何か演技に挑戦してみて欲しいな。歌と違って、その時期にしか演じられなかったりするのだし…。