卓球選手の福原愛が選手生活を終える事を自身のブログで報告した。今まで本当にお疲れ様。今後の活躍を楽しみにしています。
結構どうでもいいことだがこのgooblogで最初に書いた日記は福原愛の記事だった。掲載日時は弄くれるので今見てもそうはなっていないのだけど。いつも「ヒカル以外の記事も書きますね」と言いつつ8割方ヒカルの話になっていくのだが当初は福原愛の話もそれなりに書くつもりだったのだ。
本当に偉大な選手だった。若い人は知らないかもしれないが、彼女がメディアに登場する前と後では卓球がテレビに取り上げられる機会が100倍に増えた。2倍や3倍、10倍とかではないのだ。誇張なしの数字である。まさに桁違いの影響力を発揮した。
その膨大な知名度と人気は、卓球界に初めてといっていい（卓球に携わらない人種からの）“スポンサー”という概念を呼び込んだ。プロのない企業の広報程度の立場からいきなりの収入増を総て選手の強化に注ぎ込んだ成果が今表れている。総ては福原愛から始まったことだ。
過去には日本から偉大な卓球人は何人も輩出されているが、競技自体への影響力という点で福原愛は世界選手権で12個の金メダルを獲得し世界卓球連盟会長を務めた荻村伊智朗に匹敵するだろう。1世紀に1人とか2人というレベルでの偉人なのだ。他の競技でも名選手は数多居るが競技そのものを変えてしまう程の影響力を行使した人物は稀。まだ選手として第一線を退いただけ。ゆくゆくは荻村伊智朗と同じように世界卓球連盟会長の地位に就いてくれるのではないか。まだまだあのスマイルを振り撒いて貰いたい。
