無意識日記々

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バックステージラプソディー

1ヶ月ほど『Laughter in the Dark Tour 2018』について語る中で主軸として置いたのが「ヒカルの感情とセットリストの乖離」だった訳だがこの間なりくんの白状(というのかあれは)であっさり解決したんだったな。またライブがテレビで流れるってことで思い出しちゃった。

解決はしたが「解(げ)せない気分」は寧ろ深まった。なぜセトリを任された人間がツアー直前に渡英に乗り出しているのか。不可解過ぎるだろう。案だけ出してあとは任せた、とか有り得るの??

普通に考えるとセトリを決めたらアレンジも決まってゆくのだ。『COLORS』をあの曲順で歌うのとあのサビから始まる編曲は不可分である。『SAKURAドロップス』のキーボードソロしかり『Kiss & Cry』と『Can You Keep A Secret ?』のマッシュアップしかり。曲順と編曲・編成は総て繋がっていて、最初から最後まで面倒をみる以外の選択肢は殆ど有り得ない。だから普通はツアーの座長なり舞台監督なりプロデューサーなり勿論アーティスト当人なりが、時には合議の許で選曲を決めていく。リハーサルの時期に「そうだ、ロンドン行こう」とか言い出すヤツに任せていい役割ではない。

しかし悔しい事に&嬉しい事に、『Laughter in the Dark Tour 2018』のセットリストは音楽的に素晴らしかったのだ御存知の通り。ただヒカルの表情やMCと合っていなかったというだけで、そのセンスの冴えは絶賛に値した。特に『誓い』から後の構成は自分としても非常に納得と合点のいくものだった。意図が明確だったからだ。

で。日曜日のエムオン!の放送は、今朝ヒカルがツイートしたとおり舞台裏のドキュメンタリーが含まれているらしい。えっと、どこまで映ってるのかな。今までの情報と異なり、なりくんがプリプロダクションやリハーサルに参加してたりしたらそれでまた問題はあっさり解決だわな。別に渡英を決意してようが居るべき時に居るべき場所に居るのなら何の問題もなかったのだ。誤解してすまんかったと謝らせてうただきたい。まぁなりくんの発言をそのまま受け取っているだけではあるのですが。そういう点が“わかる”ようなドキュメンタリーになっているのだろうか。はてさて。今のところタイムテーブルは180分確保されているっぽいので、本編の135分を引いたら残り45分か。30分強の、円盤にも収録されるサイズのバックステージストーリーになってるのかな、っと。独自編集だったらそれを売りにしそうだしどうだろうか。

結局いちばん気になっているのは、観たこっちは大満足だが歌ったヒカルは満足だったのかという点なんだ。プロなんだから客が喜べばそれでいいなんて建前は別に要らん。自分の気分と違う歌の並びをヒカルがどう思ってたのか。それが知れたら嬉しいのだけれど、そこまで踏み込めるのは…そうね、また次のツアーが始まった時まで待たないといけないかもしれないね。