@utadahikaru : 音楽が好き
***** *****
いいね。
このツイートへの反応の千差万別さがこのツイートの核心、なのだろう。それぞれの思い入れが炙り出されるのがそこはかとなく、いい。リプ欄真骨頂ね。
で。私はといえば素直な嬉しさと捻くれた困惑を両手に持っている感じ。この言葉があるのなら、音楽に携わっている今のヒカルは幸福な人生を歩んでいる。望ましい生活を送っている。そして我々との繋がりが担保されている。この言葉自体は嬉しみに溢れている。そう言える。
困惑は「なぜいまここで？」、だわな。呟き自体に歓喜し、その文脈に戸惑う。宝石も線路に置けば置き石だ。いや、このツイートは置き石にはなってはいないのだけれど、唐突なだけに文脈がどこにあるかがわからない。
疲れた挙げ句なのか感極まってなのかで全然変わる、よね。そして、ヒカルにとって音楽は家族との、両親との絆だ。それがあったから家族になった、家族であったと言っていい、だろう。大事な事の何もかもが詰まっている。この言葉にも、それが詰まっているのかもしれない。
一つ付言すると。「歌が好き」ではないんだな、というのを二言目に感じたのよ。再三書いているが、歌は詞と節、言葉と音楽なので、音楽にはとどまらない。だから音楽には素直に好きと言えるのかもしれない。まぁ四の五の言わずに、それぞれが感じた事を噛み締め直して今日一日を過ごせばいいんじゃないかな。わかりみとふかみのどちらも味わい尽くしたい呟きなのです。
