無意識日記々

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歳を取ると歳が取れていくのかもね

浪漫と算盤といえばもうひとつの新曲であった公然の秘密の評判はどうだったんかな。ベストアルバムの中で過去の有名曲たちと並んでもなんら遜色ない強度を持っていたように思えたのだがああいうリーダートラックがありながら初動十万行かなかったのは残念なことなのかはたまたサブスク層が厚くなったからなのか……まぁとにかく椎名林檎が元気なのはよいことだ。

そして明日には井上陽水トリビュートがフライングゲットできる。ふむ、贅沢な時間の流れじゃな。井上陽水からも椎名林檎からも非常に尊敬されているというか崇拝されているというかいや本音は溺愛なんじゃないんだろうかと思うのだがそういう周囲の顔色に対してパイセンはどんな反応をしているんですかね。明日も明後日も「つ」だけなのですかね。

毎度触れている通り、2016年以降ヒカルのパブリック・イメージは少しずつ遷移している。それは単純に勤続年数のせいもあるし歌い方や曲調が変わったのもあるしミュージシャンたちの世代交代もあるだろう。と言っても、なんだか最近のミュージシャンたちはとても元気で、この20年で本格的に引退した人ってそんなに多くないんだよね。小室哲哉みたいなケースにでもならない限り。

そういう、確かに若い子たちは増えてるけど上の世代が減ってはいない中で、最初から年上たちにリスペクトされているヒカルの立ち位置が今みたいな感じになってきているのは、ある意味で漸く「しっくりくるところ」まで来つつあるといえるのかも。もっと言えば、デビューした15歳の時点で潜在的にはこういうリスペクトは集めていたのだが、みんなどうしたらいいかよくわからなかったのかもしれない。そんなこと特異だったからね。やっと関係性が落ち着いてきたのかもしれない。

ならば今後は更にもっとcomfortableになっていくだろうかな。下の世代の子達は当然自然にリスペクトしてくれるしな。20年前はそれこそ「15歳にしてこの才能!」と言われてたのが、キャリアを積んだ事で漸く正味の才能が評価されるようになってきたというか。まだまだだけどね。明日明後日のトリビュートアルバムでまた立ち位置を再確認出来るのが楽しみになってきたよ。