無意識日記々

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人類皆SSW

ダヌパくん曰く「人類皆シンガーソングライター」なんだそうで。そうだったらいいねとヒカルのお墨付きまで貰い。名言誕生っすな。

確かに、幼少の頃といえば大人に関する情報の殆どは親から齎されるもので、どの情報が自分の親特有のもので、どの情報がどの大人にも当て嵌るものかなんて判断は、それこそ枠組みからして無かった訳で、「親は作って歌う人だ」という認識と「大人は作って歌う人だ」という認識に区別をつける機会も必要も無ければそのままになっていて特に不思議は無いのだった。

寧ろそれをダースベイダーにまで当て嵌めたのが凄いというかなんと言うか。あれを「大人」とか「この世の人」の範疇に収めているのが凄いし、BGMを「その人の曲」と認識するのも凄い。凄いというか、自分の小さい頃と真逆だなと。

あたしの場合は絵本にせよテレビにせよ何にせよ、ひとつひとつの世界はまるきりすべてが別々で、それぞれにルールが適用されるのだと解釈していた。というか、でないと昔は沢山あった「2時間枠でアニメ4本」みたいな視聴に馴染む事が出来なかったのだ。たった今主人公が空を飛べなくて悔しい思いをしているかと思ったら次の30分ではまるっきり日常のように皆空を飛んでる、みたいなね。総てはその都度入れ替わり、それぞれの世界にはそれぞれの舞台設定があったのだ。その切り替えに馴染むのもまた自然な事だった。

そんなだからダースベイダーはダースベイダーであクマで「STARWARSの世界の人」でありどこまでも「STARWARSの世界の法則に則った存在」でしかなく、故に彼を「この世の人」として解釈することもなかったろうし、ましてやBGMに「所持権」があろうなんて思いもしなかったろう。音楽が流れているのもその世界では自然な事として受け止めていて、それを現実の大人がレコーディングスタジオで録音しているだなんて夢にも思わなかった。そういえば「8時だョ!全員集合」でヒゲダンスの「ヒゲのテーマ」が録音を流しているのではなくバックバンドの生演奏なんだと気づいたのなんてついさっきですよ。あの演奏いいねー音源欲しいわ。

そんななので、「ダースベイダーのテーマ」を曲単体で認識し、あまつさえそれに「作った人」が居ると推察する彼は、私から見ればまぁ随分大人びて見える。確かに、親からして5歳の時にアニメのエンディング・テーマについて間奏のアレンジの妙に魅せられていた人なので、カエルの子はカエルというか、このままでは順調にミュージシャンとして育ってくれてしまうなぁというのが、ほぼほぼ本人も含めた予想なのではあるまいか。だって、そうでしょ、大人はみんなシンガーソングライターだと思っていたのなら、自分も大人になったらシンガーソングライターになるんだと自然に思い込んでいた筈だから。なりたいなりたくないより先に、なるもんだと思っていた過去は、随分未来を目指す結果に繋がりそう。はてさてどうなりますやらな。サンダーキャットと共演する日もそんなに遠くないのかもしれません。