無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

キンハサントラ3曲の取扱

キンハ8枚組サントラのヒカル関連音源三つ、ヒカルのYouTubeにアップされてるのに告知がないのは何故なんだろうな。誰かがフライングで見つけちゃっただけなのかな。再生回数からしても、知る人ぞ知るになってるっぽく。

クレジットをみると、『誓い』『Face My Fears』『光Tres』共通で

℗ 2020 Walt Disney Records

Provided to YouTube by Universal Music Group

というのが入っている。(P)は文字化けしてるかもしれない。これは原盤権表示で、つまりマスター音源トラックの使用権限はディズニーが握ってますよという話。それを販売元であるユニバーサル・ミュージックがYouTubeを通じて供給しているというクレジットだ。

つまり、今ヒカルが契約しているソニーミュージックが、全く絡んでいないのである。いや勿論、楽曲の著作権や出版権はもともとの『誓い』『Face My Fears』『光』に基づいてはいるのだが。

ええっと、有り体に言ってしまえば、今回のサントラは、EPICSONYレーベル所属アーティスト宇多田ヒカルの立場からすれば、他のアーティストがカバーした楽曲を発売したのと何ら変わりないということなのだ。

例えば明後日18日にエレファントカシマシ宮本浩次がカバーアルバムを発売するが、そこでヒカルの『First Love』を歌っていると。ところがこのカバーアルバムは、上記サントラ同様、ヒカルからしたら古巣の、そして現在では商売敵のユニバーサル・ミュージック・グループからリリースされる。となれば、現在ソニーミュージックの社員であろう@hikki_staffの皆さんからすれば、キンハサントラにしろ宮本浩次のカバーにしろ、そう大々的に宣伝する訳にもいかない、ということなのだろう。ちょこっとエールを送ったりお礼を言ったり程度ならあるだろうが。

一方で宇多田ヒカルのオフィシャルYouTubeチャンネルは、歴史的経緯はややこしいのだがそれは置いておくとして、EMI時代やアイランド時代、ユニバーサル時代にエピック・エラ(現在)の映像が混在するチャンネルなので、今回のサントラ音源は、扱い的には他社でのカバーにはなるものの、心情的には手前でリプロダクション・トラックをリリースする感覚に近いので、こうやってアップロードされることになった、のかな。ここからタイミングを見計らって告知する予定かもしれないが、発売日前後に大々的に触れていないのなら、そういうことなのだろうと解釈しておきますよ。