無意識日記々

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オチつかないと落ち着かナイト?

朝から『Hikki's Sweet & Sour』の音源を聴く。そうそう、7年前にInterFMで再放送したんだよね。ラジオの再放送って珍しい。その時点でそこから15年以上前ってんだからいやまぁヒカルの肉声の最初期な訳で。

パッと聴きだと「お前誰やねん」と言いたくなるくらいにテンションが違う。ヒカル自身も歳を重ねて何が変わったかといえば「喋りが落ち着いた」事を挙げる訳だけど、やっぱり当時15歳だからね。ガキンチョもガキンチョですわ。生意気盛り。

とはいえ、そこらへんはフツーに年齢と照合していいもかというとヒカルさんの場合なかなか難しくてな。年相応なところと全然それとは無関係なファクターとが絡み合っており。「年相応なところ」というのは要するに「その年頃に期待されている振る舞い」ということでもあって。

自然体を旨とする宇多田ヒカルであっても、ある程度はそういう側面があったのかもしれないなぁとそのエネルギッシュな喋りを聞きながら思った。当時の本人としてはそれをどこまで自覚していたのやら。でも10代の頃なんてそんなこと考える余裕もないか。

こちらとしては既に何歳だろうがいつの時代だろうがそこからいつも変わらない「宇多田ヒカルらしさ」を抽出してAutomaticに楽しめてしまうので、一方では「大して変わらんな」という感想も口をついて出てきていてな。だが喋り方ってのも音楽の一部だと考えれば……確かに、『Movin' on without you』みたいな切迫した歌詞の載せ方は今はしとらんなぁ、と。せいぜい『Too Proud』のライブ・バージョンで日本語ラップを披露した程度……というか、これも15〜16歳の頃なら1.5倍BPMで歌っていたのかもなぁとも、思う。

『Laughter In The Dark Tour 2018』で着てたものといえば黒と白黒のドレスで。あれはもう今夜はしゃいで歩き回ったりしませんよという意思表示みたいなものだった。このまま落ち着いていっちゃうのも勿論アリなんだけど、たまにはハイテンションヒカルも復活してみたりせんのかなぁ、とふと思ったのでありました。ないかな〜? どうなんだろうな? …いや特にオチはないんですけどね。