無意識日記々

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読む前に気づけよ……

でまぁそのシスター・ロゼッタが歌う本格的なゴスペルソングに“I Can Hear The Angels”という曲があってね。またこのパフォーマンスが痺れるくらいに素晴らしいのだがその歌詞の中に“I sit the throne of Jesus”という一節が出てきたので思わず笑ってしまった(シスターの英語はホント聞き取りやすいんだこれが)。「ジーザスの王座に座る」─これ『PINK BLOOD』の『王座になんて座ってらんねぇ』と真逆じゃないか、とな。シスター・ロゼッタはゴスペル歌手だけあって敬虔なクリスチャンだったようだが、かたやヒカルは「アダム&イヴの物語の歌詞を書いてはどうか」という周りからの提案を蹴って犯罪者カップルのボニー&クライドについての歌を書いた人だ。それが『First Love』アルバム収録の『B&C』となった訳だが、ヒカルはキリスト教に対しては昔から一定の距離がある。まぁどの宗教に対してもある程度はそうなんだけど。

で、だ。そもそも、この『王座になんて座ってらんねぇ』という歌詞は……と、語ろうとして気がついた。これ「不滅のあなたへ」のネタバレ無しで語るの無理なんじゃね? 何ならこの一節がネタバレになるかもしれないと言ってる時点でそれ自体がある意味ネタバレとして機能してしまっているんじゃね!? やばいやばい、これ以上は語れない。

そうなのだ、折角なので今聞こえてる90秒の『PINK BLOOD』の歌詞について語りたかったのだが、困った事に私は既に「不滅のあなたへ」の既刊総てを読んでしまっていてな……! 何を語ってもネタバレになりやしないかと怯えるモードがデフォルトになってしまっているのだ。いやぁ、盲点だった……面白いからつい出てるの全部読んじゃってさぁ……特に○巻からの展開はもう目が離せなくって……ってだからそゆのがネタバレになるんだってば……。

てな事で現在『PINK BLOOD』の歌詞をどこまで語るべきかを緊急検討中な訳です。アニメが一体どこまでやるのかもまだ見えない中で果たしてどこまで語っていいものやら。折角『PINK BLOOD』をキッカケにしてこの面白い作品を視聴し始めてくれたテレビ組の皆さんの楽しみを奪いたくはない。嗚呼それは嫌だ。なんだろう、あたしもニワカではあるものの、ヒカルと同じく『原作ファン』になってしまっているんだろうなこれは……恐るべし大今良時……映画しか観てないけど「聲の形」もよかったぞ……。

で・で。既刊をアニメ化しようとすると50週くらいは余裕で費やすんでないの。流石に4クールぶっ続けで放映なんてしたらブレインズ・ベースがブレイクダウンしてしまうと思うので、一年だとそこまでは行けないだろう。やるとしても間を空けて二年とか三年とか掛けて……となると、あたし『PINK BLOOD』の歌詞について二、三年ずっと語れないの!? え、そんな事態ある?? 困った。これはヒジョーに、困った事であるぞ。世間は緊急事態宣言するか否かについて紛糾しているようだがこんな私は即ち現在緊急検討事態に突入中な訳なんです。

なので、方針の固まるまでの暫くの間、『PINK BLOOD』に関しては、歌詞ではなくてサウンド中心に語っていきたいと思います。アニメで放映されたところまでのストーリーと絡む部分については触れていけるかもしれないけれどね。いやぁ参った参った。これも総て原作が面白いのがいけない。くれぐれも皆さん、迂闊に「不滅のあなたへ」に手を出されませぬようご注意下さいませませ。ヒカルみたいになっちゃうぞ☆