無意識日記々

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無観客には向かん客?(…言いたかっただけw)

オリンピックの殆どの競技が無観客開催になるそうな。まぁそれについての感想は無いのだけれど、音楽でもライブコンサートでの観客/聴衆の存在は極めて重要だ。居なかったら歌う意味無いんだもんね。

そこらへんについて昔ZABADAKの吉良(知彦(ともひこ))さんに話を聞いた事がある。例えば小さなライブハウスで歌う時に交通事故やら悪天候やらでお客さんが誰も会場まで辿り着けないなんて事態になったらどうするのか?という仮想だった。彼は「一人でも来てくれればやります」と。「でも誰も来なかったらどうしようかなぁ…」と呟いたら隣に居らしたライブハウスの主(多分bar issheeのマスターだったかと思う)が「私が居ますよ」と言ってくれたんだとか。要はお金払って観に来る人は居なくても、開催側に誰か居るんだからやってもいいのではないかという事だったんだろう。

確かあたしが吉良さんのライブを観た中で最小観客人数は9人だったかと思う。ここまで少ないと親族や友達が集まっておうちに吟遊詩人を招いて歌って貰ってるのに近く、その余りの贅沢さに目眩がしたのをよく覚えている。嗚呼、懐かしい。

…って、思い出話はいいんだw 来年ヒカルがツアーやったらお客さんどうなるんだろう?とふと疑問に思ったので。

流石に来年後半にもなればワクチン接種が行き渡って…マスクは外せないかもしれないが、それなりに普通に外に出られるだろう、という希望的観測を持つのならば、席ひとつおきとか上限1万人とかの制限も無くなっている事が望まれる。

更に踏み込んで、席無しのスタンディングが出来るかどうかというのが焦点になる。自分のようなメタラーとしてはそれは完全に生命線なのだけど、宇多田ヒカルのような比較的ファンの大人しい邦楽アーティストにとってもアリーナがスタンディングに出来るかどうかは大きな問題になりそうだ。

このまま行くと次のアルバムは結構ライブ映えする曲が多いかもしれないもんね。『Laughter In The Dark Tour 2018』ではその時の最新アルバム『初恋』が比較的落ち着いた曲調メインだったからヒカルがドレスを着て『あなた』から歌い始めるのもさもありなんな流れだった。

しかし、今回は『One Last Kiss』に『Find Love』というどう転んでもライブで盛り上がる楽曲が大フィーチャーされる訳で、コンサートにやってくる人もそこらへんのノリを期待して来るんじゃないかなと。更にそこに『Beautiful World (Da Capo Version)』まで加わったら興奮の坩堝じゃない? 『Laughter In The Dark Tour 2018』では『First Love』から『初恋』という新旧二大バラードでのパフォーマンスでその圧倒的な歌唱力をもってコンサートのピークを作った宇多田ヒカルだが、次のツアーではガラリと趣向を変えてくるかもしれない。となれば、アリーナのスタンディングを選べる会場と状況が欲される訳でね…一曲目にどんな格好で出てくるか、だよね。うわぉ、それは気が早過ぎるよ無意識日記さん。

といったことをつらつらと考えると、『Bohemian Summer 2000』『UTADA UNITED 2006』『Laughter In The Dark Tour 2018』の3つのツアーでは候補に上がらなかった会場に来年は白羽の矢がたつかもしれない。今までヒカルが行ったことのない県とか狙い目じゃない? さてどうなりますか、神のしょっぱい味噌汁でございます。…って意味わかんないね。「神のみぞ知る」なのでございますw