無意識日記々

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『君に夢中』に英語バージョン!?

『君に夢中』の配信が無事始まり、さてではヒカルさん今回はいつ頃ツイートしてくれるかなぁ?また3週間後かなぁ?と思っていたら昨夜25時半にはもう呟いていた。なんという迅速な告知…! さぞ自画自賛だろうかなと思いきや

@utadahikaru:「君に夢中」の配信始まりました🥳 “Kimini Muchuu” is finally out! (I’m trying to finish an English version of it too…)

posted at 01:48:40

…めっちゃ普通!(笑) いやぁ虚と意表をいっぺんに突かれた感じですな。こう来るとは考えていなかった…のだけど英語でもなんか書いてあるね。…グーグル先生!

「私も英語版を完成させようとしています…」

なんと!『君に夢中』の英語バージョンを制作中ですとぉっ!? 発売直後になんたる爆弾発言。これ、英語圏からしたらビッグニュースじゃないですか。

このニュース自体も驚きなのだが、それ以上に気になるのは「今それ言う?」ってとこ。リリースのタイミングでのサプライズを諦めてまで呟いてしまうということはもっと違うサプライズが…??

…と考えると、恐らく英語圏民のリスナーの方々はあるアイデアに辿り着いてしまうと思う。それを今あたしが書いちゃうのもどうかと思うけど多分それは必然だから機先を制したく。

その「あるアイデア」というのは

「次のニューアルバムはアルバム1枚まるごと日本語バージョンと英語バージョンの2つが存在する2枚組になる」

というとんでもない案だ。だって、既に『Face My Fears』には日本語と英語の2つのバージョンが存在しているし、『Find Love』は全編英語だし、更に『君に夢中』にも英語バージョンが存在していくというのなら他の曲も…!と想像しちゃうのは仕方がないじゃないですか。

しかし流石にそれはちょっと待て。ヒカルが常々折々言い続けてきた通り、ひとつの曲に違う言語の歌詞を載せるというのは恐ろしく難しい作業で。『光』と『Simple And Clean』ではメロディの方を変えないといけなかったし、『Sanctuary』と『Passion』の難産ぶりは連綿と語り継がれる程だ。ぶっちゃけ、いちから新しい曲を作るのと手間暇苦労苦闘辛酸苦汁は殆ど変わりないのではないか。だとするとフルアルバム10~12曲の日本語バージョンと英語バージョンを作るには単純に時間が足りない…! まだ『初恋』アルバムから3年半しか経ってないからね、とてもアルバム2枚分の作業は物理的時間的に無理っすよ。ずっと感染症禍もあったしな。

これが全7曲でミニアルバム2枚組ならまだ可能だ。つまり、今までに発表された『Face My Fears』『Time』『誰にも言わない』『One Last Kiss』『PINK BLOOD』『Find Love』『君に夢中』の7曲でそれぞれ日本語バージョンと英語バージョンを用意するなら来年春までには作り終えれるかもしれない。ボーナストラックに『Don't Think Twice』を加えればより鉄壁だろう。しかし、それでは日本語圏の一般リスナーは満足しないよねぇ。英語バージョンなんて「何言うてるかわからへんわ」て言われてスルーされるだけなんだから。

という訳で「全曲日本語バージョンと英語バージョンが制作された2枚組」というアイデアは、途轍もなく魅力的ではあるものの、発売時期を明言してしまった今となっては日程的にほぼ不可能なものだと思われる。英語コメントやリプライで待望論が生まれるかもしれないが、そこは少し冷静になっといた方がいいんじゃないかなぁ。