無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

放送事故に話題をかっ攫われた件

6日土曜日夜の「ライブ・エール」での『BADモード』のパフォーマンスは素晴らしかったねぇ。何もかも。毎年言って20年とかになりますが、ほんま「今が全盛期」ですわ宇多田ヒカルは。

といっても、それはファンの間の話であって、一般的には一昨日の「ライブ・エール」は「NHKが放送事故をやらかした番組」というのが大方の認識になるだろうね。

加藤登紀子MISIAのファンは悔しくて残念で仕方がないだろうが(おときさんのTwitterは怒りが滲み浮いてるかのようでしたねぇ。元々そういう気性の方っぽいですが)、地震速報でもないのに放送事故くらいの失敗でどうにかというのは、うーん、どうでもいいんじゃねーの?というか。誰の生命の危機にも関わらないという意味で。

もしヒカルが『BADモード』を歌ってるときに同じようにVTRが止まってたらあたし大爆笑してたと思うよ(ひとりで)。「明日のネットニュースで取り上げられて美味しいぞ」とか言ってそう。生収録じゃなくてVTRなんだからいつ観てもいいんだし。NHKもどっかで再放送してくれるだろうしね。痛くも痒くもないというとやせ我慢し過ぎだけど、それで怒ったり悲しんだりというのは、ないなぁ。先週アタマに書いた通り、この為に家事やらバイトのシフトやら調整してきた人にとっては残念極まりないだろうけれどもさ。あたしはただの休みの日だったのでそこらへんはなんとも。

それより盲点だったのがNHKプラスでの処遇だよね。放送事故が起こったということで番組の第2部まるごと80分が削除されてしまった。昨今はNHKの番組はプラスで観れるから気楽でいいやねと思ってたのに、未だに復旧していない! だって再アップするには「放送事故がなかったことになってる編集」を施さないといけない訳で、まぁそりゃ時間かかるわね。場合によっては無理だろうし。どうすんだほんと。

お陰でアテがハズレてしまって。当初はNHKプラスを再生して貰いながら『BADモード』の左手のフリを逐一描写していこうかなどと思ってたのだけど、やりにくくなったなぁ。いやみんなテレビ録画してるかもだけどさ。動画サイトにアップロードしてくれてる人もいるけど、NHKは海外での放送にも力を入れてるから国内のみならず世界規模で対処が早いんですぐリンク切れになるおそれがあるのよね。今回くらいは放送事故の特例でお目溢ししてくれてもいい気がするけど、そんな超法規的措置は官僚型組織には期待できないわねぇ。

今や地上波の配信は無視できない規模になっていて。昨年もTBSドラマの「最愛」が歴代1位の2000万回再生ってニュースになってて、『君に夢中』へのアクセスもそれだけ沢山になってくれてたんだけど、こういう放送事故の時にその「本来得られたであろうアクセスを失う」ケースにどう対処するかのマニュアルも必要になってくるわね。歌手の皆さんからすりゃテレビで観て貰えるかどうかは大体の場合死活問題だから。ヒカルにとっては、影響は大きくてもなけりゃないでそれで別に、って言えるし。だからあたしも笑ってられるだろうなと想像出来るんだし。

ひとまず、今のところ消されてないYouTubeとかを参考にしながら(タイムスタンプとかあるし)、振付の話をしていきますかね。なんだかやれやれだけど、それでヒカルのパフォーマンスにケチがつくわけじゃないからね! いやはや、ほんに素敵でしたわ…次回からはその話、かな。