無意識日記々

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アプリの国際問題化について

昨日アメリカ議会公聴会TikTokのCEOが出席したそうな。いやはや、真正面からやり合うようになって参りましたか。

国際問題は疎いので搔い摘まむと、要は中国がTikTokアプリを通じて個人情報を国家で収集してんじゃないかって話。アメリカは国ぐるみでアプリを禁止しにかかっている。やり合ってる最中なので下手なことは言わんが、うん、宇多田ヒカル公式もTikTokアカウント持ってるのでね、無関係な話題ではないのでした。

今のところ公式はYouTubeでもみられるショート動画をプロモーションで流してる程度なので恐らく何の問題もないのだけど、ユーザーとしては国際問題に発展してるアプリを使い続けてよいものかという素朴な疑問は消拭えない。とかって言うなら最早国際政治を動かす力を持つTwitterなんてどうなんだということになるのだけど、こちらはあクマで仕組みが優れているせいでその上で人々がやり合ってるだけなんで、アプリをインストールする事に問題がある訳ではない。TikTokの場合アメリカはアプリ使用禁止の法律を通しにかかっている。アプリ自体が問題にされているのだ。

TikTokでの動画が今後どれくらいヒカルのプロモーションに影響を及ぼすだろう?とかボーッと考えてるうちにこんな事態になっちゃっててさ。Hikki_Staffはbilibili.comにも公式アカウントを設置したけれど、うーむ、こういうのはどこかでそっと撤退するタイミングを窺った方がいいのかね? 悩ましいわ。

これは今後もっと一般的な問題になっていくかもしれないな。例えば既に、Google PlayではOKなアプリがApple StoreではNGになるなど、プラットフォームによってアクセスできるアプリに違いが出てきたりしている訳で、こういうことが音楽系のアプリでも多発してくるとなるとこれは、手広くいってリスクを分散させるか、慎重に確実なアプリにだけ手を出すようにするか、戦略の方向性を決める必要が出てくるかもしれないわ。

本日360RAサウンドを専用アプリで楽しんだ人も多かろう(あたしゃまだですが)。技術が進めばこういった特殊なアプリが特定の企業から提供されるケースが増えてくるかもしれない。幸い、ソニーという企業は特定の国や地域でNGになっていたりしないので差し当たっては何の心配もない。6年前に移籍しといてよかったわ。だけど、世界情勢なんて数年先はどうなるかわからないってのを我々はこの3年で嫌というほど味わった筈だ。マクドナルドのハンバーガー、この3年半で100円から170円に値上がりしとるんやからな…誰がこんなの予想してたよ?

いやまぁでも、不安を煽っても仕方がない。ただ、ある程度の情報収集はしておいていいかもしれないわね。中途半端にのめり込むと人間あっさり間違った情報に騙されちゃうもんだけど、こればっかりは運もあるからどうしようもない。シンプルに、手許のスマートフォンが世界中に一瞬にして繋がれる道具なのだという基本中の基本の事実を毎日忘れないように心掛けて過ごしましょうぜ。