嗚呼、前回の日記は『Beautiful World』のPVが念頭にあったというのを書き忘れていたな。『Kiss & Cry』もそうだけど、ヒカルが姿を現さないビデオというのは扱いが基本別なんだわね。『桜流し』や『真夏の通り雨』みたいなケースもあるけれど。
PVとは言ってみたが、『Beautiful World』の動画は宇多田ヒカル公式には存在せず、ユニバーサル・ジャパンのYouTubeに掲載されている。もう前のレコード会社のものなのな。『Kiss & Cry』もか。あクマで、それぞれのアニメーションの映像を使用した特別動画という位置付けなのだろう。
今回の「不滅のあなたへ」前世編『PINK BLOOD』スペシャル・ムービーも、アニメ公式YouTubeで期間限定公開という扱いになっている。これだけのクォリティのものが間もなく観れなくなるというのも勿体ない限りだが、アニメ制作会社との関係性で仕方のない事なのかもしれないわね。
どちらかというと、私としてはヒカルの出るミュージック・ビデオとタイアップ相手の映像をフィーチャーしたミュージック・ビデオを並立させて何ら問題はないと思うのだが如何だろうか。実際、『花束を君に』に関しては、こちらはアニメではないけれど、ドラマのオープニング映像に即した切り絵バージョンとヒカルの艶めかしい肢体をフィーチャーした18禁バージョン(嘘つけコラ…でもそう言いたくなるのよアレは!)の2つが宇多田ヒカル公式に両方とも掲載されている。アニメ映像を同じ扱いに出来るとは思わないけれど、タイアップによる相乗効果を促進する為にも、新しいルールを作ってでも2種類以上のMVの並立を助けていって欲しいなぁと切に願わずにはいられない。観る方としても楽しいしね単純に。
昔は声優アーティストの出すアニメ主題歌なんかはジャケットが声優盤のものとアニメ盤のものの2種類がリリースされていた。いや今でもちゃんとあるけどさ。ああいうことをした時のアーティスト・イメージへの配慮という側面があることは否定しないが、双方のファンがそれぞれに手に取れる、手を出せる設えは必要かなと思わされる。でも確かに、例えば2007年にリリースされたその『Beautiful World/Kiss & Cry』の両A面シングルのアニメ盤を作るとすると、庵野秀明と大友克洋の2人の大物の絵柄を並べることになるからいや宇多田ヒカルってホントにスゲーのなってなって…それでいいんじゃん?(笑)。あはは、何の問題もないか!(*≧∇≦*)