無意識日記々

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1月新曲MV問題

花束を君に』のミュージック・ビデオが二つ作られたのは本当に良案だったなぁと改めて噛み締める。切り絵アニメとヒカル映りっぱなしというそれぞれ全く違ったコンセプト。撮影して公開した時期が遅かった事に少し悔いが残るが、今後もあの手をどんどん使って欲しい。360度メイキングも、スマホのアプリが整ってきたらそれに特化して再び制作するべきだろうね。少し早過ぎた感があった。ああいう実験はすぐに成果が出る訳じゃない。行きつ戻りつチャレンジしてくれればいいのだ。

再来月にはシンエヴァの主題歌をヒカルが歌うと固く信じて疑わないが(単なる願望ですがね、信じるのは自由なのだ)、こちらの楽曲でミュージック・ビデオを作るならそれこそ二つ要るんじゃないかと。

『Beaitiful World』のエヴァアニメ映像をフィーチャーしたミュージック・ビデオはYouTubeでも大人気だ。再生回数でいえば『First Love』や『Come Back To Me』に次ぐスケールである。(いうても再生回数は途中でリセットされてるから直接比較は出来ないんだけどね)

やはりこれは、楽曲の人気は勿論のこと、オフィシャルで堂々とエヴァのアニメ映像が観られるというのも大きなアドヴァンテージになっている気がする。

となると、シンエヴァでも同様のコンセプトのミュージック・ビデオを作ってくるかどうか、だ。

前作の『桜流し』に関しては、ジャケット(といっても配信限定だが)のアートワークこそ貞本義行によるヒカルの戯画化だったが、ミュージック・ビデオは河瀬直美と作り上げた純正・正調宇多田ヒカルの映像作品だった。DVDシングルを手に取っただけの人なら、その曲がアニメ映画の主題歌だとはなかなか気づけなかっただろうな。

今回は『Beautiful World』と『桜流し』のどちらのパターンになるのか。或いは、その両方か。それとも他に何か第三第四位の道があるのか。

例えば映画公開当日にシンエヴァ内の映像をフィーチャーしたミュージック・ビデオをYouTubeにアップロードすればアクセスが殺到するだろう。新曲のプロモーションとしてはかなり強力な手段となりえる。他方、エヴァに興味の無い宇多田ヒカルファンからすればそこまでアニメ映画に踏み込まれるとどうにも居心地がよくなく、それならアーティストシップを前面に押し出したミュージック・ビデオにして欲しい、という見解もあるかもしれない。

ただ、現実問題として、1月下旬発表の新曲のミュージック・ビデオをいつどこで誰が用意すればいいのかというのがある。『Time』のミュージック・ビデオが難産だったのは皆様御存知の通りだ。お陰で素晴らしい体験となったのだけれど。いつもあそこでふっとヒカルに微笑みかけられて嬉しくなってますすいません……。

勿論編集作業は大変だろうが、ありものの映像で作った方がアクセスが多いとわかっているとどうしてもその誘惑に抗えない気もするな。また映画本編では未使用なカットなんかも入れちゃったりすると余計にね。手が空いてる人が居ればだが、公開から一ヶ月後に少し映像を差し替えちゃったりなんかしたら……うーむ、来年のことを言い過ぎると鬼滅の刃に、もとい、鬼に笑われてしまいそうなのでこの程度でやめとくか。いやでも、鬼滅の刃の動員数が凄過ぎてホントに笑えなくなってきたかもね……大丈夫かなシンエヴァ……。