無意識日記々

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おすましをどうぞ

前に「複数のアプリを串刺しに出来るアプリがあったらな」と書いたが世にはActivityPubとかいうプロトコルがあるらしく。全然知らんかった。検索してみると…ふむ、まだ素人が何か出来る段階では無さそうね。暫く傍観モードで。

んでも、複数のアプリを一括管理できるようになったら、いちばん欲しいのは情報の取得そのものより「不要な情報を破棄する手続き」だったりするのよね。インターネット以前以後で大きく変わったのがそこで、以前は情報は兎に角得てから取捨選択価値判断すればよかったのが、今や情報取得のコストが非常に低くなった事で、そもそも情報取得自体が全体の工程の中でボトルネックになりがちだ。油断するとすぐに入力量がキャパ超えちゃう。だから例えば、Twitter…って、そう呼ばなくなったんだっけ、Twitter単独で考えても(Xって言い直さへんのかい!w)、自分がふぁぼったツイートとAI(って言ってるけど要は広範学習機能搭載の計算機だわね)を連動させて、ふぁぼついに近いツイートをオススメしてくれるようになるとか(今も近いことやってる筈なんだけどねぇ…)。そういうのを更に複数のアプリを横断して出来るようになったらなと。

…だなんていうややこしいことを考えてる時に、情報量を厳選された『Gold ~また逢う日まで~』のトラックを耳にするとまぁ何とも風通しのいいことで。ボカロ世代YouTube世代の、バラードですらアイデアを詰め込むトラックが幅を利かせる中でこういう出汁だけで出来た「おすまし」な逸品を味わうと最早逆に新鮮でな。

こういうこの曲の(少なくともワンコーラスまでの)良さをアピールするのにタイアップ相手が「暑苦しい漫画の代表格」を原作にする戦争映画ってのが、いやこれ曲のアピール的にミスマッチなんじゃないの?という思いもあったりで前回他のタイアップも検討して欲しい的な事を書いた訳だけど、折角この真夏の暑さ極まる中でリリースするのだからこの曲が運んでくる涼しさってかなり需要があるような。宇多田ヒカルってエモーショナルに歌ってもくどくならない声質を持っていて、そこは母親には無い独特の特質だと思うのだけど、その魅力って今まであんまりシングル曲でアピールしてこなかったから今回は結構いい機会になるのではないかなと。『はやとちり』とか『サングラス』とか『WINGS』とか『残り香』とかね。寧ろシンガーとしての“本領発揮”ってこういう曲なんじゃないかな。『燃え盛る業火』なんて歌詞まで出てくる『あなた』とコンセプトは共通しながらも押しの強くない、次から次にやってくるプッシュ通知のように煩わしくない(笑)この歌声が真夏の暑さに疲れた心と身体を癒す時が来るまであと2日足らずでございますのよ皆々様方っ。