無意識日記々

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実在確認後は原盤照合

AmazonSpotifyに続いてApple Musicでも今年の総括があった。日本国内再生回数で、『First Love』が総合33位で物凄い異彩を放ってる。32位がマカロニえんぴつの「なんでもないよ、」なのだが、思わず「なんでもあるよ!」とツッコミを入れてしまった。こんなに再生されてたのか『First Love』。ただ、ランクインしてたのは2014年のリマスターバージョン、つまり1999年にアルバムに入ってた方で、2022 Mixの方じゃなかった。まぁ来年以降サジェストも変わるかもしれないが、ひとまず今年は旧バージョンがヒットした、ということで。

しかし、Apple Musicの数字はどれくらい参考になるのかねぇ? 自分の総括をみてもなんとも言い難く…例えば「舞妓さんちのまかないさん」のサントラ再生回数、88回になってるんだけどそれって45曲入りのアルバム1枚を2回聴いたって話だろうからね(サントラだから1曲が短いのだ)…こういうのを考え始めると袋小路に迷い込むからやめておくけども。

しかしこれでますます『First Love』は「ライブで絶対歌う曲」になったな。最初っからそれはそうなんだけれども、こちらとしては折角なので『40代はいろいろ♫』の『First Love (live 2023)』のアレンジをベースにしたバージョンをナマで聴いてみたくもあったので、この状況のお陰でそれがますます叶わなくなっていきそうな雰囲気にね、なるだろうからね。

宇多田ヒカルのコンサートは初めて、或いは宇多田ヒカルがコンサートの初めて、なんて人は、まず生歌に「音源の忠実な再現」を無意識のうちに要求するものでね。いつもイヤホンで聴いてる歌声が、スマホで観てる歌い姿が、たった今目の前で響いてる動いてる!という感動がまず来る。前回の感想でいちばん多かった(?)のが「宇多田ヒカルって実在したんだ…」ってヤツ。最早ミッキーマウスアンパンマンみたいな架空のキャラクターみたいな扱いをされていたのさ。まるでトロイア遺跡だね。(?)

そういう「目撃」の為の歌なので、余計なアレンジなどは不要。キーを下げるだなんてとんでもない!という訳だ。まぁ今はBBS/掲示板の時代じゃないから激しい議論とかは起こらないとは思うけど、新しい曲で新しいファンが入ってくるのではなく、昔の曲で新しいファンが入ってくるとなると、ちょっといつもとは違う状況にもなりかねないので、古参ファンを自認される方々は、出来ればなんとなくあたたかく見守ってあげてて欲しいなと、思ったりするのでありました。(…などと、いちばん議論をふっかけそうなヤツが供述しており…(苦笑))