無意識日記々

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26年目に25周年記念ツアーをする24年。…ややこしい!

2023年12月9日土曜日。一昨日ですね。ヒカルが2024年にベストアルバムを発売し、全国ツアーを催行する事が発表された。ほんま最高の出来事やね。

「25周年で2024年に」というのが書いててややこしくてなぁ。うっかり省略して「24年に」とか書いたら「25周年の誤字?」と勘違いしそうになるからしっかり4桁の「2024年」表記を死守していく所存。ハッシュタグも『 #HikaruUtada25 』だ。「HikaruUtada2024」ではない。また、「#UtadaHikaru25」でもないことに注意。事前に今回いよいよワールドツアーか!?ということでアーティスト表記をどれで固定していくかは注目だったのだが、特に変更なく『Hikaru Utada』という「ファーストネーム・ファミリーネーム」の表記になった。恐らく、このままで何十年も行くことになるだろうな。世の趨勢次第で“改名”する可能性はあれど。

といった表記の注意事項を確認しつつ、今回の発表内容を振り返ろう。

来年ベスト盤とツアーがある。以上。

ほんまにこれだけである(笑)。何ひとつ詳細、ディテールについての発表はなかった。トレイラーも音は『One Last Kiss』で既発音源だし、2024年という括り以上の情報もない。

だが、いやだからこそ発表自体が英断よな。ここで一報入ることで少なくともここから1年間前後に「生きる希望」を持てる人間が少なからず居るのだから。特にここを読みに来ているような人種については死活問題であろう。なんとか必要な資金と休暇と健康を手に入れる為にここは頑張ろう!と思わせるだけの威力を、新情報は持っている。故に、たとえ詳細が煮詰まってなくてもここで発表に漕ぎ着けた点については非常に高く、これ以上なく高く評価すべきだろう。どうもありがとう、ヒカルと関係者スタッフの皆様。

なので、もしかしたらツアー日程も、主要都市は取り敢えず押さえられたから全国ツアーと打ち出せるようになっただけで、総ての日程が決まっている訳ではないかもしれないな。勿論、ガチガチにもう固まってるのを発表のタイミングを窺っているだけかもしれないが。なので、まだ今の時期は「うちの地元に来て!」というアピールも、少しは効き目があるかもしれないぞ? ほんの少しかもしれないけれど。なんだかんだで、お客が入るという確信は欲しいのだ。今回のツアーは6年振りとなるが、6年という歳月は趣味が変わったり住所が変わったり交友関係が変わったりするには十分な期間である。前回ソールドアウトだった会場が今回も同じとは限らない。いや宇多田ヒカルならどこでやろうがソールドアウトでしょう!と思われてそうな節もあるが、現実はそうではない。会場のキャパシティやタイミングを見誤れば集客に揺らぎが出てくるのは必定なのだ。これが頻繁にツアーをしているバンドやアーティストなら話は違うのだけどね。6年振りとかいうペースでは生活に根付かない。コンサートなんてのはお祭りや行事みたいなものだから、「行く習慣」が育まれているかどうかで大分事態が変わってくるのだ。

今回のツアーは、どんな会場になるのか。観れるか観れないかを大きく左右する目下最大の関心事のひとつだ。なればこそ、宇多田ヒカル知名度ならスタジアム・ツアーを、五大ドームツアーをと所望するのは自然な流れ。だけど、やったことがない以上運営元が賭けに出るのは相当に難しい。現実的には、今回はアリーナクラスで固めておいて、応募総数の推移をみながら次のツアーの規模を決めていく、というのが基本路線になると思われる。だなんて仮に言えるのは、ヒカルが然程間を空けずに再びツアーをするつもりがある場合に限るのだけど。

ともあれ、まだ今は情報は何もない。油断も予断もできない。諦めるのは早いし、行けると思い込むのも早計だ。ただ今は、「行けるという想定で」様々な今できる準備を積み重ねておく事でしょうな。まずは当日現地に赴いて2時間余りを過ごせる体力と健康を養うとこからですわ。それがないと何も始まらない。一方で、様々な事情から来年のツアーには行けそうもない、という人はベスト盤の発売を待ちたいところ。それがどんな内容になるかは…また次回にでも予想してみますか。