無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

次のツアーに生配信はあるのか?

この2年間で「オンラインライブ」というものがかなりメジャーになった。昔からニコ生課金してきた勢としては「やっとかよ」というのが正直な感想だったが、理由はともあれ現実に広まったのだからそこは素直に歓迎しておきたい。

で、だ。これだけオンラインライブが有名になったのだから(利用したことがあるかどうかはともかくね)、逆に、オンラインライブを「やると思ってたのにやらなかった」りしたら不満の声が出てきたりするのかな?と。

来年か再来年かまだわからないが、ヒカルもツアーするタイミングがやってくる。その時に、オンライン生中継はあるのかないのか。これの判断が難しい。

宇多田ヒカルは2010年、『WILD LIFE』のコンサートを全くの無料で完全生中継配信した。ネット環境にある人は誰でも観ることが出来たのだ。2時間以上の全編全曲を、だ。太っ腹とかでは済まされない超絶極大大盤振る舞いだった。

何故そんな大胆極まりない事をしたのかというと、この時の事情が非常に特殊だったからだ。同年8月に無期限人間活動突入宣言をし同年内でアーティスト活動をストップさせる旨を発表した。その「暫しのお別れ」を告げる為にコンサートを画策したのだが余りに急な決定だった為確保出来たコンサート会場が平日の横浜アリーナ二日間だけたったのだ。その片方がデビュー記念日だった所がまた強運なのだが、いずれにせよ全国ツアーはできないということで、当然この二日間のチケットをゲットしようと全国から(海外からもか)応募が殺到した。運良く抽選に当たった人は現地で観れたがそれ以外の人は涙を呑んだ。

つまり、そもそも完全生中継を行ったところでチケットの売上が落ちる様な事がなかったのだ。それがいちばんの背景で。そしてヒカルとしては、全国ツアーが出来なかった悔恨もあったのだろう。兎に角観て欲しいということでこのとんでもない企画が通ったようだ。

で。次にヒカルが全国ツアーをしたとして、完全ソールドアウトになるかどうか? こればかりは蓋を開けてみないとわからないが、もしそうなったとしたらまた『WILD LIFE』みたいに完全生中継をする可能性は出てくるわね。ただ、これだけオンラインライブが盛んな昨今、そこは有料配信にしましょうという機運が強く出てくるかもしれない訳で。Netflixあたりが手を挙げてきたらどうする?とかね。11年前とは状況が違うのだ。

配信のタイミングもある。ツアー初日にされたらなかなかいろいろと悩ましいもんね。それは避けてくれるとは思う。出来れば、ツアー最終日が望ましい。そこに至るまでにチケットを購入出来なかった人に向けての生配信があれば非常に嬉しいだろう。さっき付言してなかったが、11年前は「映画館での生中継」も催された。あたしゃ初日はそちらで観て、二日目はチケット当選して現地で観たという、まぁ好運にも程がある贅沢な2日間を過ごせた訳です懐かしい。

2018年の『Laughter In The Dark Tour 2018』では特に関東以北の会場を回らないなど、まだまだ待っているファンが皆宇多田ヒカルを観れたというところまではいっていない。なのでせめてものということで生配信があったらいいなというのはやっぱりあるのだった。もっとも、宇多田ヒカルくらいのビッグネームになればWOWOWあたりでテレビで生中継という可能性も出てくるので、ネット配信に留まらない可能性もある。出来れば、日本国外のファンにもアクセスできる方法が望ましいのだけど、これ、次のツアーが日本国内でなくてアジアツアーとかヨーロッパツアーとかだったら、今度はあたしらが真剣に頼みたくなるヤツになるんですよねオンライン生配信。そんときゃエイリアンは我々の方になる。果たして来年再来年どうなるか。もうプランは立ち始めているかもしれないので動きを注視しておきたい。

追伸:今夜の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン特別編集版」オンエアには間に合わなかったので、リアルタイムで観るのは『最愛』の方になりそうです……こちらも間に合えば、ですけどもねっ。