無意識日記々

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『将来、国家公務員だなんて…』

さてさて、『とっても気にしぃなあなたは少し休みなさい』以降この歌は他者へのメッセージソングに変貌していくのだが。あぁ、そういえば言うの忘れていたな。この、『とっても気にしぃなあなた』という節は、楽曲冒頭から斬り込んでくる『I don't care about anything』と対になっている。意味は「私は何も気にしない」だ。口ではそう言ってるけど、本当は気にしぃなんだよね〜、という感じである。

この、"口で言ってる"即ち"言及すること"と、"実際に(現実と照らし合わせてみて)そうであること"の違いがわからない人が世の中には驚くほど多い。それを炙りだしたのが、かの有名な"国家公務員"の件りである。(本当は"件"だけで"くだり"と読むのだが、それだと"けん"と区別がつかない。なので敢えてイリーガルな送り仮名をつけている。)

その歌詞を見てみよう。

『「タイムイズマネー」
 将来国家公務員だなんて言うな
 夢がないなあ』

これを読んで「国家公務員は夢のない職業なのか」と(多分その人がではなくて、最近ネット上の其処彼処で見掛ける、その人が夢想する今まで会った事もなければこれから出会う事もないであろう、架空の、想像上の人物であるところの)憤る人が居たらしいのだが、勿論私はそんな人に会った事もないしこれから出会う事もないのだろうが、まぁそんな人が居た事にしてみよう。何だ、犯人は俺か。

まぁしかし、よく歌詞を聞いて&読んでみよう。ヒカルは国家公務員になる事が夢がないだなんて言っていない。『将来、国家公務員だなんて言うな』と言っている。即ち、「"将来、国家公務員"と口に出して言う事」に関して夢がないと言っているのだ。この差は大きい。そう口に出すこどもに対して「周りにそう言わされてんじゃねーのか」と訝ったのが当時のヒカルなのだ。職業としての国家公務員を貶める意図は微塵もない。あクマで、「そう口に出して言うこと」に違和感を覚えているだけなのだ。

ただ、そうは言ってもやはりヒカルの主張というか趣味嗜好みたいなものは感じられる。将来国家公務員になれば終身雇用で安定した生活が得られるなんていいじゃないか、とこどもが考えていて、そう口に出したとしても、スレたガキだな〜、と思うか歳の割にしっかりした子だねぇ、と感心するかでそんなネガティヴなイメージはないんじゃないかと思うんだが、ヒカルは引っかかったんだよね。

思うに…と話は続く所だが今宵も時間が来てしまったようなのでこの辺で。ちゃお〜☆ うわぁ、あたし絶対ちゃお〜だなんて言わない、と言った時点で既に過去に2回ちゃおと言ってました宇多田ヒカルの提供でお送りしました♪ 

いや提供してくれてるのは毎日のこの日記の"話題"なんですがね。明日も更新すっかな〜。毎日いつも書き足りないんだよね。