無意識日記々

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フォロワーさん100万人突破

イチローじゃないけれど増えたり減ったりする数字にいちいち一喜一憂するのは性に合わない…だなんて堅苦しい事は置いといて、素直に凄いなぁ、と思っとく。

昨夜のこふざけたツイートからも、光がこの記録(?)をそんなに重視していない事がわかる。確かに、ああいうツイートをしておいてフォロワーの多寡が気になって仕方ない、なんてことはないよなぁ。

この100万という数字はどう捉えればいいだろう。SCv2が50万枚程度だった事を考えるなら、CDを買ってくれる大半がツイッターでフォローしてくれていると…考えてもいいものかどうか。

CD購入というのは習慣である。店頭購入にしろ通販購入にしろ、その行為に抵抗があるかないかが大きい。CDが売れなくなっているのは「そもそもCDプレイヤーを持っていないからだ」という話を前に梶さんがQTしていたのが思い出されるが、それをそのまま引き伸ばして考えると、つまり今CDを買っている層は昔からCDを買う習慣を継続している人たち、という事になる。そういった層とツイッターを利用する層は、必ずしも一致しないのではないか。

音楽メディアの推移は近年特に著しく、5年も経てばもう次の世代に話が移っている。5年前ヒカルは着うたで記録を打ち立てたが、もうそろそろ「着うたって何」と言い出す若い子が出てきてもおかし…いや流石にそれは早過ぎるか、兎に角もう着うたが斜陽になってしまうのはハードの特性上仕方のない話ではあるだろう。そういった流れの中でのフォロワー100万。これもまたすぐに意味を為さない数字になるのだろうか。

そう考えると、ここにばかり注目していないで、ツイッターなんかはしないけどCDを買う習慣は未だにあるよ、という購買層に対して何らかの注意があって然るべきかもしれない。一銭も払わない100万人よりお金出してマテリアルを買ってくれる1000人の方が大事だ。レコード会社としてはね。ニコニコ動画で100万コメントを達成する人気アニメでもDVD発売してみたら数千枚レベルの売上だった、なんて事は普通だ。フォロワー100万というのはファンからみればお祝い事だが商売としてみた場合未知数そのものである。勿論宣伝効果はあるんだけどね。

このヒカルの、"万民に愛されるキャラクター"というスタイル自体が…という話はややこしくなりそうなのでまた次回以降に。