ジャーマン・スラッシュの重鎮8年前の大傑作。
スラッシュ・メタルかくあるべしという教科書的作品。特に、各曲のエンディング付近で切り込んでくるツインリードの切れ味が絶品。メ
ロディアスな部分もあるが、それでも「純正スラッシュ」を感じさせるところがとても嬉しい。何より、今作は全12曲の構成美が圧巻で、90年代の回り道も無駄ではなかったのだなと痛感させられる威厳と風格に満ち溢れている。やはりバンドは、長い目で見守るべきだ。今年来日してくれるとは思ってるが、
スラドミだとすれば秋になるか。ラウパでもいいぞ。兎に角、待ち遠しくて仕方がないぜ。
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