無意識日記々

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熊淡四直前モード

一体どこまで狙っているのか。『ああまたハッシュタグつけるの忘れた/告知下手過ぎ』と失意体前屈かまして萌えっ子アピールしてる癖に直前のツイートは何だ。

『実は放送禁止用語的な問題でそのまま放送していいのか審議がなされたそうです…結果は…乞うご期待っ』

…こんなん言われたら興味なかった人も聴きたくなるに決まってるでわないかっ。炎上マーケティングとも異なる、絶妙な宣伝方法。この手があったかと膝を打たざるをえない。かくん。脚気ではないな。それはさておき。

もうリツイート数も1000を超え、ライブドアニュースにも取り上げられた。流石にヤフトピトップにまでは間に合わなかったようだが、それでも130万人にこのツイートが一斉送信されたのだからその時点で効果は絶大である。どこらへんが絶妙かといえば、放送禁止用語が放送されるか否かという結構どうでもいい所だ。放送禁止どころかすぐさま耳を覆いたくなる罵詈雑言をネット上でも毎日沢山読んでいるのに、公共の電波に乗って放たれる放送禁止用語は何故にかくも人を惹き付けるのか。ネットでエロ動画散々毎日観てるのに地上波テレビで「おっぱいポロリ」とか「パンチラ」だとかがあると言われると途端に観てみたくなる不思議。無意味にザッピングしてみたりしてね。あらそんなことをするのはおっさんだけかなこりゃ参った。スマン、あんまりユニバーサルな喩えじゃなかったか。ほなら例えば遠い旅行先で偶然同郷に出会った時のようなお得感…それも違うか。喩え考えるの面倒臭くなってきたな。まぁいいか。

という訳で今夜は「宇多田ヒカルがラジオで放送禁止スレスレの事を言うのか!? それとも判定はアウトでピー音がかぶさってしまうのか!?」という下世話な興味でくまぱわーあわーを聴こうとする人が増える。間違いない。或いは聴かなくても、ハッシュタグ#kuma761は押さえておこうとするかもしれない。いやはや、見事な告知上手っぷりである。これのどこが告知下手過ぎなものか。

私としては、是非アウト判定をうただいてHikaruの発言を遮ってうただきたい。どうせなら被せるSEは赤崎千夏を呼んできて「わ〜ぉv」をやってもらおう。あれソックリなんだよね。オリジナルは誰か見知らぬ人なんだろうけど。いや一部の人にすらわからんネタはいい。


そして、そう、問題は、「どこまでこれをわざとやっているのか」である。天然でこんな事をやりそうに…思えてしまうのがUtada Hikaruという人なだけに怖い。

しかし彼女は(音楽)プロデューサー、(映像)ディレクター、即ち監督である。監督者というものは、周囲が思っている以上に、あらゆるファクターを意図的に配置しているものなのだ。プロデューサーコメンタリーなどを聞くと、「視聴者がそういう反応を返すところまで織り込み済みか」と驚かされる事が多々ある。ならばUtada Hikaruも…と考えてしまうのは人情というものだろう。

しかし、もしこれが意図的でなくただの天然だとしたら、この人はただひたすら普通に振る舞っていれば「売れる」人なのだという事を痛感せざるを得ない。普通に発言し、普通に曲を作って歌っているといつのまにか人々を惹きつけてしまっている能力。それがこんな巧みに行われているとなると、ぐむむ、悩ましい。


という訳であと一時間を切った。ホントにどうでもいいエントリーを書いてしまったが、私のテンションが高い事だけは伝わったかと思う。それだけで十分。おまぃら、準備はいいかッ!?