無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

来る間がないよ、くま、くま、くま

何かズレているなぁ、と思ったら前提を確認していなかった。私は精神的なタイプとして、圭子さん側の人間だ。世間的には彼女の方が病気なのかもしれないが、脳というのは多義に渡る器官であり、病気かどうかなんて社会性以外の定義は持ち得ない。ややこしい話を全部すっ飛ばすと、繊細過ぎる人間は世の中生きにくい。誰よりもちゃんと事実や真実が正確に見えているのに、少数派だからといって異端扱いされる。端的にいえば、世間は絶対多数の至極鈍感な者たちがいちばん快適に暮らせるように設計されているのだ。少数の天才は大多数のバカに合わせなくてはならない。大変ね。

私は自分の事をその少数の天才だと言ってる訳じゃない。ただ、大多数鈍感者が、そのことにすら気付かないのは欺瞞だと思っているだけだ。貴方が正常だと言われているのは貴方が世界に対して正しいからじゃない、ただ、たった今人数が多いというだけだ。それを忘れてはいけない。遺伝子に正解なんてない。ただ生き残れてきた一例でしかないんだから。

圭子さんは少数派だった。そういう風に私が言いたいだけである。その気分をもって、こちら側だと言ったのだ。


心の病という時、本人がその事について困っている場合と、そうではない場合の両方が考えられる。前者は病気だと言ってあげた方がいいことが多いし、後者は社会性次第となる。照實さんが「気まぐれ」の一言に集約させたのは、彼にとってそれが生きていく為の障害だとは認識されなかった、彼と彼女の作る関係性(小さな社会)においては問題がなかったという事だ。そこは、少しヒカルと温度差があったように思われる。


…いかんな、語る事が多すぎて、くまちゃんになかなか辿り着けない。どのルートを通ればいいのやら…


ひとつだけ、メモしておこう。ヒカルは自分の事を『EVAでいうならアスカがいちばん近いと思われてる』と分析していたが、今思うと、ヒカルがアスカと自分を重ねたのは、旧劇版を観た方なら思い出すだろう、母親が自分の事をわからなくなった経験をもつ者としての共感からだったのかもしれない。そう考えると本当にいたたまれない。また、ナウシカの母親は…っとそこまでいくと長くなりすぎるな。今回の更新はあまり読まれないだろうし、ここまでにしておきます。