無意識日記々

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闇落ち

Apple and CinnamonからAbout Me,更にWINGS〜Be My Lastと来て桜流し〜Beautiful World、そこからExodus Trilogy〜Passion/Sanctuary〜Goodbye Happiness、なんていうセットリストを妄想してひとり悶絶中。こんなん体験したら気が狂いそうだ。終演後に宗教に勧誘されたら一発で入信してしまう自信がある。なんじゃそら。

しかし、今後こういうセットリストのコンサートを日本で観る事は可能だろうか。以前指摘したように、海外でのコンサートの雛型がIn The Flesh、日本での雛型がWILD LIFEであるのなら、そんなに大胆に英語の曲が歌えない日本でのコンサートと比較して、幾らでも日本語の曲を歌って構わない海外でのコンサートの方が、曲が増えれば増えるほど、選曲の自由度と豪華さが格段に増す訳だ。であるのなら、日本の、英語の曲も好きなUtada Hikaruファンは、日本に居る限り「海外のコンサートのセットリストが羨ましい」症候群に罹り続けざるを得ない。数千人とかの規模かもしれないが、そのうちのひとりとしてちょっと頭が痛い。まぁいざとなったらまた海外に行くだけなんだけど、その時に行けないかもしれない可能性は、国内のコンサートより格段に高い。みんな呑気しているが、国なんていつ渡航制限をかけてくるかわからない。日本人が海外旅行に自由に行けるようになってまだ半世紀も経ってないし、時の政府がこじれて他国とイザコザになろうもんなら国際
線に乗る事自体がリスクとなる。ウクライナの飛行機事故なんて他人事ではないんだよ。

でもまぁそれは今ここで議論しても仕方がないし。そんな国になってもHikaruが見捨てずにいてくれるだろう事は誠に心苦しい。本音をいえば銃声とシャッター音と無縁な平和極まりない土地で暮らしていて欲しいのだが。そんな中で、「ちょっと都会巡りでもしてみるかな」と旅行するついでに街のライブハウスにふらっとやってきて歌ってくれればそれで…って妄想が過ぎるな。すまん。

もっと売れなくなればいいのに、と禁句も言いたくなる。日本で"UTADA UNITED"と銘打ちながら3曲しか歌えず、しかもその間何万体もの地蔵を鑑賞する羽目になったのも、ひとえにライブに来るライトなファンが多すぎるからだ。コアなファンだけ残っていれば、日本国内のライブでだって遠慮なく英語曲を歌える。どうせ大掛かりなステージセットとか派手な照明なんか要らない。極上の歌と破綻した喋りが聴けて、はにかんだ笑顔を目にする事が出来れば十分なのだ。ならばライブハウスツアーが通常になってくれたら…


うぅっと、妄想が過ぎて珍しく闇落ちしてしまった。いやいや、商業的成功の恩恵をファンとして沢山受けてきた事を忘れるような私ではありませんですよ。英語曲にピンと来ない皆さんも勿論大歓迎。好きな歌がひとつでもあればいいんです。ひとつもない人はこんな所に辿り着かないだろうし。

Hikaruの性格からして、「自分の歌いたい歌だけを歌う」なんていうライブをやる気配はない。客目線でいちばん楽しめるショウを構成しようとする筈。日本でライブをやる以上、日本語曲主体になるのは仕方ない。

となれば、小規模でいいから海外のコンサートのライブ・ビューイングが出来ないかなぁと思ったりもする。WILD LIFEが映画館とUstreamで中継されて、海外在住のファンも(仕事や学校や睡眠を犠牲にすれば)ライブをリアルタイムで経験できた。映画館ともなれば、海外公演だとオールナイト上映とかになるだろうな。果たして、巨額の費用を投じて採算がとれるかというと無理だと思うが(がっくし)、少数派である事を敢えて自覚した上で提案させてうただきました〜ん。