無意識日記々

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"音声ジャンキー"の世迷い言

コードレスイヤホン機能付きイヤホン型ウォークマンはまだまだ未完成だ。恐らく、本丸はインターネットラジオの搭載だろう。

理想をいえば単独で無線ブロードバンドに接続できればいいのだが、次善としてはスマートフォンで一旦受信してそこからBluetoothでギヤホンに飛ばす、という手順でもよい。まぁそれはどっちだっていいさ。

妄想を逞しくすると。操作性としてはギヤホン単体で選曲出来るのが望ましい。例えば、本体左右にダイヤルを1つずつ設置してその組み合わせで選曲する、とかすれば一ダイヤル10チャンネルなら100局、12チャンネルなら144局のプリセットが可能だ。勿論この数を個人がプリセットするのは面倒なのでiTunesStoreのプレイリスト販売みたいな感じで各ジャンル推奨のプリセットを取り揃えてそこから選べるようにすればよい。買った時には最もオーソドックスな最新の選曲リストをドライバーと共にダウンロードできるようにして…。らじるらじるやRadikoのような既存のラジオ局もあった方がいいな。兎に角、左右のダイヤル操作だけでリアルタイムに世界中の音楽やトークが流れ込んでくるのが理想である。ギヤホン単体では画面が無いので設定により音声でラジオ局名を案内してくれる機能も必須だろう。


音声案内、という所からもう一歩踏み込むと更に便利になりそう。そこまでいくとギヤホンかどうかは関係ないのだが、画面表示に頼らず音声だけでどこまでいけるかの思考実験である。

DJAIの開発。人工知能ディスクジョッキーだ。機能としては、もうシンプルにMP3のタグを読み上げるところから始めればよい。実際ipodにはその機能が搭載されている。ここから一歩踏み込んで、キャラ付けされたDJAIたちが楽曲情報をもとにそれぞれの個性にしたがって"トーク"を繰り広げる、という寸法だ。

幾ら無線ブロードバンドが普及したとはいえ、接続が不安定になるケースはどうしたって出てくる。そんな時にローカルのソースだけを使って"ラジオ番組"を生成する事はできないだろうか。ギヤホン内に保存されたMP3ファイルをシャッフルしてそこにDJの曲紹介が被さる。ギヤホンの弱点にして長所は画面をアテに出来ない事なので、今再生されている楽曲のアーティスト名とか曲名とか作曲者名とか収録アルバム名とか、喋って伝えて欲しい事柄は幾らでもある。それをDJAIに喋って貰うのだ。

最初は一昔前の初音ミクのようにぎこちないだろうが、AIというからには学習して次第に"達者な喋り"になっていくだろう。その成長ぶりもまた楽しみになるのではないか。

カスタマイズも自由度が高い方がいい。曲間を切らさずにクロスフェイドの中イントロだけの尺で曲紹介するような設定とか、NHKFMのように「二曲続けてどうぞ」モード、更には曲が終わった後にも「今お聞きうただいたのは…でした」を付け加えたり加えなかったりできるとか、色々あるだろう。てか、こゆのって交通情報や天気情報で先に実践されてないのかな。定型データに従って機械音声で読み上げさせれればいいのだが…。


ともかくこの分野はまだまだ"夢がひろがりんぐ"だろう。WindowsAppleのおかげで蔑ろにされ続けてきた"音声"の分野だけに、できる事はまだまだありそうだ。まぁライバルはグーグルグラスになるんじゃないか。妄想を広げているだけだけど、これが妙に楽しいんだよねぇ…。