無意識日記々

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新参の古参

あれま、「じゃない方」の新曲も番組内で解禁なのか。何の工夫もなく流れたら興醒めなんだが、特別待遇でもしてくれるのかな〜謎だ。ミュージック・ビデオを流すくらいの気概は欲しい。自分がディレクターだったらヒカル本人呼んでエンディングで歌わせる所だが、ニュースショウでフルコーラス歌う枠を取るのは不可能に近い。さてさて、どうするんだろうかな。

最初のヒカルは極端な話題性もあって、出る番組出る番組軒並み最高視聴率を叩き出すまさにドル箱スターだった。今は流石にそんな事はないけれど、今回の復帰劇のハマり方によってはまた高視聴率を運んでくる幸運の女神となるやもしれない。

でその「ハマり方」なんだが。難しいねぇ。今誰がテレビを見ているか。高齢者にアピールしなくっちゃという話にどうしてもなってしまう。今回、まずは2つのタイアップが「対象年齢層を上げにきている」という話は前にした。しかし、年齢が上がれば上がるほどリアクションタイムは遅くなる。じわじわ長期型になるのだ。これを、レコード会社がどう受け取るか。例えば最速の6月にアルバムをリリースしてしまうと、早過ぎる。認知が追い付いていないだろう。

ニュースにもなりにくい。日本は世界に先駆けて「初動一発型」のチャートリアクションを形成してきた。先駆け過ぎてどの国もそんなについてきていないのだが、お陰でヒカルも長らく初週売上高世界一の記録を保持していた。そのスタイルが崩れると、発売日に向けてプロモーションを構成していく従来の手法が成り立たなくなる。初週の売上がニュースになって第二波という流れが作りにくい。

朝ドラ主題歌というポジションは、そういった懸念をうやむやにする位の威力を秘めている。しかし、それもドラマが面白く評判がよかった時の話。地上波の放送時間的にも、ウェブでバズを起こすパワーのある層はアクセスがしにくい。「新しくて古いファン」をどう相手にしていくか。梶さんの知恵の搾り具合がどうなっているのやら、今からお手並み拝見が楽しみであります。