無意識日記々

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18歳の宇多田ヒカル18周年記念日

今日は『Distance』発売18周年記念日か。今のヒカルは「歌詞は日記じゃない」と言うけれど、『ひとことでこんなにも傷つく君は孤独を教えてくれる』とか『神様ひとりぼっち だから救える』とか名歌詞の種々を耳にするとやっぱり17~18歳当時のヒカルならではの感性が煌めいていて、日記とまでは言えないかもしれないが、その時でないと書けない歌が鏤められてるなと痛感するな。

18歳と36歳で同じ事を歌ってたらそれこそ痛いよ…とインタビューなら切り返されるかもしれないが、一方で『驚くほど気まぐれな展開に少しだけ私らしくない期待をしている』『本当にこんな私でもいいの あんまり期待させないでほしいよ』とか並べると同じ歌の歌詞かと見紛うほど違和感がなかったりもする。勿論、『約束は今度会えた時に』と言ってたのが人生経験を積んでスレたのか『約束はもうしない そんなの誰かを喜ばすためのもの』とはぐらかさずにストレートに言うようになったりもしてるけどね。

でも、いずれにせよ所詮は歌詞だ。数々の殺人事件を描いたコナンドイルが殺人鬼ではなかったように、歌で描いた物語の登場人物がヒカルと同じマインドである必要はない。とはいえ、自分に魅力のあり過ぎる人は何年経っても過去のアウトプットを掘り返されるリスクがあるんだなぁやりづれぇだろうなぁと思いつつ今日も私は@utadahikaru宛てにメンションを送っていますよっと。