無意識日記々

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ミルフィーユド・キャラクター

しかしなんつーか、つい先日までTwitterInstagramで世論を操っていた御仁が今はチャリンコをガキンチョ乗りしたCMで世間を萌え死にさせてるんだからその振り幅たるや。んでステージにあがったらあの歌でしょ。この世に宇多田ヒカル名義の人間何人いるかって話だよね。(※ たった一人です)

この「人たらし」の異能ぶりは36歳がただの36歳なのではなく、(0歳、1歳、2歳、3歳、、、、、34歳、35歳、36歳)なんだから生まれてるんじゃないか。普通の人間は過去を忘れる事で今の大人になる。だから「こどもが嫌いな大人」というのが沢山存在する。あんたも昔はこどもやったんやで。

ヒカルの場合はたった今6歳になってチャリンコ乗り回す事も出来るし16歳になって初恋の歌も書けるし26歳になって歌うこともできるし36歳になって世論を誘導することも出来る。自在なのだ。きっとおばあちゃんになっても無邪気だったり妖艶だったりするのだろう。歳を取れば取るほど無敵に近づいていく。今でも充分無双状態だけども。

ところが、ヒカルに言わせると今の自分は常に(0歳、1歳、2歳、3歳、、、、、34歳、35歳、36歳、37歳、38歳、39歳、、、、、)なんだそうな。『Passion』発売時のインタビューによればね。36歳にもなれるし46歳にもなれるし56歳にも66歳にもなれると。なれるってか過去の年齢の自分のみならず未来の年齢の自分も“今ココにいる”らしい。俄には信じられないが、いや、今でもよくわからないがヒカルがそう言うんだからそうなんだろう。時空の時間非対称性すら凌駕する人間。僕らが思うよりもっととんでもない人なのかもしれないんだよ宇多田ヒカルって人は。