無意識日記々

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新しい何かの前に目を逸らす

今年初頭に『フェイス・マイ・フィアーズ』をリリースした時点で次のアルバムへの序章は始まっている。2003年1月に発売された『COLORS』は3年半後の2006年6月の『ULTRA BLUE』に収録されているし、2012年11月の『桜流し』は約4年後の2016年9月、『Fantome』に収録されている。間隔の問題ではなく前のアルバムに収録されなかった曲は総て次のアルバムに入れるのが基本なのだ。

その流れの中でこの春SUNTORY天然水のCMで『Play A Love Song』が再登場し、昨年の『Laughter in the Dark Tour 2018』がフィーチャーされた映像商品がリリースされるなど、少し語弊があるかもしれないが、時間が若干巻き戻った感覚がある。

それ自体は悪いことではない。『初恋』という稀代の名盤を再反芻しツアーを回顧して充実と幸福を確認する。そしてまた次のステップへと歩を進める。非常に贅沢な時間の使い方だ。今やヒカルは地位を証明しなければならない立場でもないし、ファンも悠々と状況を楽しめている。円盤の配送破損の件でちらっと味噌がついてしまったが。

で。なんだかこれがトラップになっているような気がしてならないのだ。文字通りの甘いワナ。我々がツアーを振り返っている間にヒカルは『Don't Think Twice』や『Face My Fears』の先を見ている。『レモンだって!』もそれに一役買っている。普通に考えればここで新曲投入の筈なのに何があったのだろうね。少し気を逸らされている。

寧ろ、こういう場合は何も考えていない方が予想外を楽しめるのでここから先は特に何も言わない。今後は、気軽で在り来たりな予想程度に留めておこう。

今の時期はダヌパの誕生日、親友さんの誕生日、そしてお母さんの誕生日とバースデイウィークだろうからそれを目一杯Celebrateして、そこからだろうね。で、下旬にはプロデューサー2人の誕生日もあるん。それをどこで祝う事になるのやら。それが楽しみでもあるのです。少しでも触れてくれれば、いいんだけどねー。