無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

Time comes in time.

新曲『Time』が公開された。うちのタイムラインは絶賛一色だがみなさんちの方は如何でしょうか。

このままだと多分来週からドラマを観る人が半減するだろうから(笑)、今のうちにドラマ絡みの所を押さえておこう。

ドラマ自体は、視聴前に原作を読んだ感想通り、いやそれ以上に「小池栄子小池栄子役で出演」「小芝風花かわいい」の二択である。中村倫也があの顔でどうやって美青年役をこなすか心配されたが、小芝風花が「上の…下?」と早速機先を制してきた。原作では美形ぶりが小ネタ&狂言回しとして機能しているのだが、そこらへんはしっかり改変対応していきますよという事だろう。こういうところから制作陣が原作を読み込んでテイストを理解している事が窺える。配役による制約はあるだろうが、概ね原作ファンにも許容範囲なドラマ化となっていると推測する。

さて主題歌との絡みだが、明智五郎がマリアに告げた笑顔のくだりをマリア側から受ける形で歌詞の中に『あなた以外に誰が一体笑わせられるの』という一節が組み込まれている。だが原作1巻のこの場面では笑顔をそこまで掘り下げる台詞は出てこない。とすると、主題歌とドラマ第1話はどういう順序で作られたのだろうかと悩ましくなる。まるで『Time』を聴いた上で第1話の脚本を書いたような? 真相はわからない。もしかしたらあたしがまだ読んでない原作の部分を第1話に組み込んできているのかもしれないので、まぁおいおいチェックしておくわ。

ドラマはほぼ小池栄子の独擅場で、地味な主婦が妖艶な殺人鬼に変貌する様を期待通りに演じてくれた。既にエキセントリックな役柄だというのは伝わっているだろう。それにやや乗っかる形で明智五郎も少し常識からズレている為主役というよりマリアの補助だよね。そこに小芝風花演ずる小林苺(ヒカルさんがメロンやスイカとともに圭子さんから名付けられそうになったのがイチゴでしたねぇ。このあとリンゴの名前のキャラも出てきますよ。)が常識人としてクマなくツッコンでいくスタイル…のままワンクールが続くとするときっと宇多田ヒカルファンの間では視聴率が高くならないと思うので、あれだ、「今後劇中で2番3番の歌詞が使われるのは確実かも」と先に告げておこう。だって第1話の主題歌の歌詞のフィット具合が、もしかしたら「ドラマ制作班が主題歌に合わせて脚本を書いた」かもしれない疑惑を生じさせているので、今後ドラマが中盤から終盤にかけて「主題歌の歌詞に合わせた改変」をしてくるセンが出てきたからだ。なので、ヨユーのある方々はドラマもチェックしていくのがよろしかろうて。