無意識日記々

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息子の鼻歌になったらOK、みたいな。

Spotify再生回数第一位のLiSAは2.3億回か。凄ぇなぁ。最初に「Fate/ZERO」のOPテーマ曲聴いた時はこんなことになるだなんて……ってもうそれも9年前の話か。アニソン強いね。海外でも。海外は尚更、か。

今後暫くはサブスクの再生回数がひとつの指標になるんだろうなぁ。いちばん水増しやら何やらがやりにくい媒体だし、聞かれた回数、鳴らされた回数だからね。言い訳のしようもない。どんな穴があるかはわからないけど、取り敢えず“権威”として持て囃していいのかもしれない。ますますストリーミングが音源人気の主戦場になっていく。

一方で、例えばクロマニヨンズみたいにストリーミングはおろかダウンロード販売すらないケースもあったりして、今の時代はそれぞれの生き方が垣間見えてきて面白い。特に日本は少子高齢化先進国だから(経済や文化は後退国だね)、若い者に媚びずに商売するのも正解になるからねぇ。アナログレコードに拘るのも提供の仕方としては意義がある。不便は儀式になり儀式は記憶になるもんね。

ヒカルの場合現在「全方位」で展開中だ。サブスクは全曲解禁されているし、ダウンロード販売はあるし、ハイレゾ出てるし、タイトルによってはCDもあるしアナログもあるし。それぞれの売上の動向次第で、今後収斂していくかまだまだ全方位展開で行くかが決まっていく。今は過渡期だね。

でも結局は、「ヒカル自身が普段音楽を聴いてる時にどうしてるか」がいちばんの基準だと思うんだよね。配信で聴くようになったから自分の曲も配信しよう、ストリーミングで聴くようになったから自分の曲もストリーミングしよう、という感じだった気がする。着うたはどうだったかわかんないけども。早い時点でiPhoneだったか、或いはBlackBerryの時期があったか。

そして今は。愛息と音楽で戯れる時間があるかもしれない。昔彼はサンダーキャットがお気に入りだったりしたらしいが、今は何を聴いているのやら。彼の反応がより楽しいものになっていくにつれ、もしかしたら、ヒカルが仕上げた新曲のいちばん最初のリスナーは彼になっていくかもね。彼に聞かせてみていい感じだったら嬉しくなるとか。勝手に母親の昔の歌聴いてたりなんかしたら恥ずかしいだろうかそこはどうなんだろう。英語のわかる息子が母が20歳の時に歌った『The Workout』や25歳の時に歌った『Dirty Desire』を聴いてどう思うか……嗚呼、それを考えたら新曲を迂闊に息子に聴かせられないやね。果たしてどっちなんだろうかな。20年くらい経ったら教えて欲しいものだ。或いは、彼の反応で決まるなら、幼い子にもわかりやすい曲が生まれてくる事になり、日本でも若年層によりウケる音楽性に……ま、来週を待ちましょうか今は。