無意識日記々

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またアウォードで会おうぞ

そうか、Wikipediaには[宇多田ヒカルの受賞歴一覧]なんて項目があるんだね。まぁ兎に角沢山あること。

授受賞というのはそれ自体が宣伝なのでそれをキッカケにして更に売上を伸ばそうというのが趣旨だ。アメリカのグラミー賞なんてまさにそれで、毎年ノミニーズと受賞者の音源の売上が急激に浮かび上がる。

ただ、日本ではそこまでの効果はない。どちらかというと年末の紅白歌合戦出場の方が数字への跳ね返りは大きい。大昔に較べたら下がったとはいえ視聴率40%だからね。5000万人とか観てる計算でしょ。そのうちの0.01%に響くだけでも5000人だもんねぇ。十分過ぎるよ。直接歌を聴いてだから文句の付けようもないし。まぁそういった日米の違いなんかはあったりするけれど、新しく触れるキッカケとして機能させているのは間違いないのないところ。

ヒカルの場合受賞したからといってそういった効果があったかどうかはわからない。どちらかというともうずっと定番化しているので今更賞を貰ってもねみたいなとこがある。新古書店の年間チャートで発売から10年以上が経った『Single Collection Vol.1』が1位になってたこともあったっけ。今更アピールするまでもなくずっと関心を持たれ続けている。

1999年当時などは寧ろ、ヒカルが受賞で宣伝効果を得るより、授賞側が宇多田ヒカルの登場(VTR出演とかコメントとか)を利用して賞自体をアピールしていた感すらあった。当時はヒカルのテレビ出演などはレアだったので、ヒカルの名前があるだけで多くの関心を引けたのだ。勿論ゴールドディスク大賞のように数字でガッツリ決まる賞も沢山あるので恣意的な授賞が無理なケースもあったろうが、「宇多田ヒカルにあげときゃ文句ないだろ」という空気も相俟って兎に角色々と沢山貰ってたんだわな。それをこうやってWikipediaの一覧で眺められる、と。

最近は落ち着いてきていてそういう授受賞の類は少なくなっているけれど、だからどうということも無く。この日記でアウォード関連について触れる機会もそんなに多くはない。既に関心を持っている人間にとってはそこまで気にする必要のない話ではあるわな。しかし、こうやって記録しておいてもらうことで、当時の雰囲気を少しばかり甦らせてくれるというのは、ほんのちょっぴり乙なものだ。これからも授賞時にはコメントを取りに行ってヒカルの姿や声を新しくまた見せて下さいませませ。