無意識日記々

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嗚呼夢物語

少しづつではあるけれど日本国内でのライブコンサートの開催規制が緩んでいく模様なので、それは期待しておきたい。だが一方、こちらの関心は寧ろ「イギリスと日本の間で行き来が出来るようになるか」という点の方で。

東京五輪開催是非に関する議論も日本国内の話ばかり目立ちそれが200を超える国と地域から人を集めて催されるイベントだという点を失念しているんじゃないかと日々疑問に思っているのだが、よく考えたら日本国内ですら首都圏が揺れるか揺れないかだけで地震のニュースのサイズが(実際の被害の程度を幾らか無視して)変わる現状なので、メディアが徹底して内向き&中央向きなのは元々というか、根っからなんだろうなぁと痛感諦観せざるを得ないわね。海外なんてあることすら頭に無いのかもしれない。…なんで海外旅行やら海外出張やらと一切無縁な私がこんな事言ってんだ。滑稽だなぁ。いやTRANSATLANTICやLIQUID TENSION EXPERIMENTがツアーするなら喜び勇んで出掛けますけれども。

勿論、現場主義というよい面もある。取材者が伝聞に頼らす自分自身で見聞きした事を伝えるという姿勢は大変重要だ。でもそれは全国ネットやましてや国際放送でやることじゃない。というか、インターネットのある今一般人の発信すら常に全世界規模なんだし。

そんな感じなので、ヒカルがロンドンに住んでるのは良し悪しだ。内向きのメディアがそんな所に目を向けることも少なく。いやイタリアまで行った人居るみたいだけど、普段は予算も時間もないだろう。これで大分ゴシップの目から逃れられる。今回の感染症禍下ともなれば完全に忘れ去られてるといっていい。中央メディアの英語力は壊滅的で、おまぃらの学歴は飾りなのかと思うのだけれど(単位や学位毎に“能力”な筈なんだけどな)、英文ニュースの内容がこちらに伝わってくる事はかなり少ない。勿論関心も払われず世論も盛り上がらない。うだうだ言ったが、要するに海外アーティストの“来日公演”への対処は後手後手になるだろうと。

そういう意味でも、夏の東京五輪の可否は気にかかる。周囲のゴタゴタで随分と印象も悪くなった。中止も止むを得ないのだろう。ただ、万が一開催されたとしてそのオペレーションが上手く行けば(嗚呼夢物語)、海外アーティストの来日公演の基準作りにも多いに寄与していくかもしれない、とも考える。国外から人を呼べるようにならなければヒカルのコンサート開催は向こう2年や3年は無理になる。次のアルバム発売に合わせたツアーの開催を願う者としてはなんとかならないものかと気を揉むばかりなのでありました。とはいえ、ダヌくんが、日本で言えば小学校に通う年齢になるのでその事情が最優先だわね。彼が未成年のうちはお母さんとしての責任があるんだわいな。