無意識日記々

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シンエヴァラスキス初邂逅直後テンション

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」、観終わったよ。

新世紀エヴァンゲリオン」の最終回を観たなぁ、というのが率直な感想。それ以上でもそれ以下でもないというか。やっとやり遂げたね、と労いたい気分。四半世紀越しだからね。ありがとう、さようなら。

で、エンディング・テーマですよ! もうね、知らない人は十中八九「映画の完成品観てから作ったよね?」と訊いてくる事間違いなしの圧倒的なシンクロ率∞%。歌詞が物語と呼応してるのみならず、映像の作り出したクオリアをそのまま音の層で表現している様は圧巻の一言。ここまでエヴァに“捧げ”ちゃっていいのかね。

それまで劇中で多用されていた数多の音楽──例によって日本語曲英語曲賛美歌ボサノバロックにクラシックといった多岐に渡るジャンルの楽曲たち─が、悉く「映像に対する補完的修正」、即ち補足説明の役割を担っていたのに対して、『One Last Kiss』は“主題”歌、エンディング・“テーマ”・ソングというに相応しい「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」という作品の物語と映像表現をそのまま歌として昇華させた楽曲としてスタッフロールと共に流れた。ど真ん中だった。ど真ん中過ぎた。実際、今以てこれは映画の作者による作詞作曲編曲だと言われないと納得できない感覚が渦巻いている。といっても、もちろん宇多田ヒカルという音楽家の凄さを知らないとしたらという仮定に基づいての感覚だけどなっ!

これでよかったんだろう。こうなると、ここまでエヴァに寄せてしまったのならどうやってオリジナル・アルバムに収録するのかが今から心配だ。普通に考えたらアルバム・バージョン作るよねぇこれ。ともあれ、今夜の配信を待ちたいと思いますよっと。