無意識日記々

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ピンブラ来週軽くお披露目決定!

ヒカルは本当に我々を殺しに来ているのかもしれない。

3月15日月曜日正午に『PINK BLOOD』一部解禁なんだってさ! 明明後日!! ええええええ早っ! いや、4月12日スタートのアニメの主題歌が一ヶ月前に公開ってまぁ普通なんだけど、こっちの心の準備としては早過ぎるっ! 本来の意味で草も生えないわ。根こそぎ総てを持っていく気だろうかヒカルは。Is this the wasteland? もう正気では居られないぜ。

これからじっくり『One Last Kiss』に考察を加えていこうとしていた所なのにもうこれはヒカルに絞殺されてしまうこと請け合いだわ(このダジャレ好きだー)。実際、「不滅のあなたへ」は人が動物がころころ死んでいく物語でな。

いやまだ自分は単行本の第二巻まで読んだところで、この作品の何たるかはわかっていない。取り敢えず軽く読んでみた感触では手塚治虫の「火の鳥」をまず思い出すような、作者の方時間の感覚が人と違うって言われませんかなスケール感がある。よくこれ週刊少年マガジンで連載してるな……毎週これ一話仕上げてんの? これも正気の沙汰ではないねぇ。

さてそんな作風でなぜ『PINK BLOOD』というタイトルが出てきたのか。これがサッパリわからない。この土日で既刊14巻読んでみるべきだろうか……悩ましいところだなこれ。

前に最初に触れたのは“blue blood”=高貴な血統に対極する概念としての“Pink Blood”だった。どちらに対極するかでまた別れるところだけど、“Wild Life”的な生命力、殺しても死なない感じなのかなぁとも。

辞書で“pink”を引くと「最高の状態」という意味もあるとか。ピンク色の血は生命力が最高潮とかそんななのかな。不滅のあなたへ、というのと符合しなくもない。あと他動詞で「突く/切る」といった意味もあるのね。へぇ。「血を劈く」とかだったら面白いけど、だったら全大文字タイトルにはならないか。桃源郷に至る血統、みたいなとこがイマジネーションとしては妥当かな。

タイトルですらこんな感じなので、曲調となるともう何もわからない。アニメのオープニング・テーマならアップテンポだと思うし。BLOODなんて単語を使ってバラードだったら革命的だけど、うーん。

漫画の「不滅のあなたへ」に合うヒカルの曲であれば例えば『海路』とか、例えば『Deep River』とか、例えば『夕凪』とか、そういう曲調になる。全部スロウやね。ぶっちゃけ、よくこの漫画をアニメにしようだなんて思ったよね。これだけ独創的な作品をどう演出してくるか大変興味がある。監督さんは質アニメ系(ノイタミナ枠みたいなやつね)が強いみたいだが果たしてどう転ぶやら。

ヒカルのここまでの昨年今年の新曲群から察するに曲のクォリティの心配はするだけ無駄・無意味・徒労であろう。そこは考えないとして、それでもこのパズルを解くのは難しい。独特の原作漫画がどうアニメ化されるか、そしてその文脈に宇多田ヒカルというビッグネームのアーティストシップを譲らずに注ぎ込むという無理難題どころか五里霧中なテーマとヒカルは一体どう取り組むのか。え、もうあと64時間を切った?? うわやばいやばいなんの心構えも出来ていないぞうわほんと待ってどうにかなっちゃいそう狼狽えるなHey Boyこれからまだまだ先は長いんだぜ……(壊)。