無意識日記々

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To Your Maternity

不滅のあなたへ」は昨夜第3話の放送を終えた所だが、思っていたより話の展開が遅い。前回までのあらすじまでやりよった。このペースだと半年かけてジャナンダ編までという感じだろうか。となれば、この9月迄の半年間は『PINK BLOOD』がテレビから流れてきてくれる事になる。あのOPアニメにはジャナンダの連中が映っているし、彼らが出てくる前にOPアニメを差し替えるということもないだろう。あのOPアニメは明らかに『PINK BLOOD』特注仕様なのだし、蜜月関係は暫く続きそうだ。あ、今宵は“PINK MOON”だそうですね。肉眼じゃよくわからないや。

幼子のマーチがフシに対して「もう、マーチはあんたのママじゃないんだからね」と言いながら果物の食べ方やお礼の言い方を彼に教えていく。まっさらなフシに対して彼女はまさしく母親役で、最後にフシがジョアンの姿で「ありがとオ」と声に出した所で第3話の引き。そこを最後に持ってきたかったから冒頭のあらすじで尺調整したのかなと思わせる位重要な場面ではある。地味だけど、フシがやっと人と会話した初めての場面だもんね。いやほんと、作品を大切にし過ぎてて「第3話で盛り上げて視聴者を一気に引き込んじゃうもんね」みたいな邪念が感じられないのが…まぁそれがいいとこかこの今回のプロジェクトの。あの「ありがとオ」もきっと主演の川島零士が演じているんだろうな…どうやって声作ったんだ…。

斯様に、マーチはコドモでありながらフシの長い長い人生(?)で母として、「最初に交流する人間」として描かれている訳で。

『PINK BLOOD』には

『自分の価値もわからないような

 コドモのままじゃいられないわ』

という歌詞が出てくる。NHKの用意した字幕によれば、この歌詞の『コドモ』の部分はご覧の通りカタカナで、マーチの台詞に出てくる「コドモ」もまたこのようにカタカナ表記。どこまで打ち合わせているかはわからないが、お互いにここの『コドモ」はマーチの事を指していたりするのかもしれない。となると、マーチのなりたい「オトナ」もまた『PINK BLOOD』のまだ聴くことの出来ない未知の部分で取り上げられているかもわからない。

まぁでも、もっとマーチに寄せたかったら

「コドモのママじゃいられないわ」

と『まま』の部分もカタカナで「ママ」って表記にしてたかな、なんてな。

ともあれ、そこら辺の所をヒカルがどこまで狙っていたのか、そんな話まで日曜日夜のインスタライブできければいいんだけど…一時間しかない中でそんな込み入った話題には立ち入らないか…。

そゆのは考え過ぎかもだけども、コドモのマーチがフシの「ママ」である、というのは、「不滅のあなたへ」のアニメを観ていく上でも今後『PINK BLOOD』を観賞していく上でも重要なポイントになっていく事だろう。踏まえておいた方が、いいだろうね。