無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

Hopeful planes should fly in the sky

やれやれ、今朝は5年ぶりの(!?)Jアラートが割り込んできて、なんとテレビ東京が通常編成を崩していた!! なんという一大事。結局ミサイルが上空を通過していったという話だそうだが、北海道や東北にも読者を持つ身としては気が気でなかったですよ。皆さん無事なようでよかったです。無事じゃなかったら世界史上の事件になっちゃうからねこれね…。

治安というのは本当に大事なもので、これなくして日々の娯楽は有り得ない。戦時ですら人々を勇気づけるというのもまた真実だが、そこに表現の自由が無い以上死に体を嬲っているだけだろう。そうならない世界であって欲しいが、我々日本語圏民は比較的平穏な土地で過ごせている。島国というのもあるかもしれない。

イギリスもまた島国だが、世界的な連邦国家ということで影響力は絶大である。王の代替わりに伴い連邦の枠組の再検討も進んでいるらしく、その影響力の在り方もまた変化していくようだ。

そろそろ宇多田ヒカルの評価も英国市場に顔を出してこないかなというのが来年に向けての展望としてひとつある。『Fantôme』や『光(Ray Of Hope Mix)』が、iTunes Store上とはいえ全米3位や2位を獲得し、今年などはコーチェラに88risingの一員として出演したことでアジアでの潜在的なネームバリューが顕在化した。着実にグローバルな支持を築いていく中で、アルバム『BADモード』の、とりわけ『Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー』などのトラックの英国系記事での好評価が目に留まるようになってきた。これは、少しずつではあるが、米亜のみならず、英欧でもヒカルのプロモーションを開始していい合図になってやしないかと少し思わされ始めている。

となるとやはりその『Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー』のミュージック・ビデオの国際展開が必要かとなるのだが、カルティエとのコラボも八景島での撮影も、どこか国内市場向けというか、内向きな感覚が強い。CartierSpotifyも国際企業なのだけれどもねぇ。

やはりここは思い切って英欧にも反応してもらえるような「第三の」ビデオを、同曲の新しいミックスと共に制作するのが、アルバム『BADモード』のプロモーション終盤には相応しい気がする。地名がなんつっても英欧なんだもんね…って、どこからそんな予算持ってくるんだって話ですけど!

だなんて言ってるけど、英欧のマーケットにいちばんそぐいそうなのって、『気分じゃないの(Not In The Mood)』の英語バージョン、或いはフランス語バージョンじゃないかと思うんだよね。そんなものこの世に存在しませんが。でも、この曲の雰囲気って昔のフランス映画っぽくない? つい先日ジャン=リュック・ゴダールの訃報が届いていたけれど、往年の彼の作品のような、ね。(彼は小津安二郎の信奉者だったから私でも名前を知っているのでしてた)

今や市場は地球だ。ゆくゆくは、インドや中国、アフリカ大陸にもファンができるかもしれない。あれ?マリには昔からファンがいるんだっけ? 中南米は購入報告があったりするよねぇ。誰か南極大陸宇多田ヒカルをダウンロード購入してくれないかな(笑)。月や火星も楽しみだ。世界が緩やかに繋がっていくなかで、兵器でそれを分断するような野暮な真似は未来永劫謹んでうただきたいわ。