無意識日記々

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フィジカル時代のノスタルジー

さて今日でその『First Love/初恋』2枚組のリリースまであと6週間となった。ここらへんまでのプロモーション感触で初回生産量が最終決定されるので、予約を迷っている人は第1決断機会といったところか。こっから先は品切れ云々があるってことね。

ここらへん、フィジカル時代のリズムが名残っていてノスタルジックな気分にさせられる。特に今年は、ヒカルが少なくとも2021年12月28日までは制作をしていた事がわかっているのだから(何しろその段階で出来たのは歌詞であって、まだそこから歌唱して録音して編集をしなければならなかったので)、それが翌2022年1月19日にしれっとリリースされるスピード感は、なんだかんだで現代的だなぁと思わされた。

フィジカル時代は、例えばアルバムが3月に発売される場合そのデッドラインは1月中旬から下旬であり、やはりマスター音源は5週間前には仕上げていないとまずかった。恐らく1stアルバムの『Give Me A Reason』も、2ndアルバムの『Eternally』も、5thアルバムの『Celebrate』も、そういったデッドライン上での戦いを経て世に出ているのだ。それが今年は『気分じゃないの(Not In The Mood)』になった訳だが、我々としては後から振り返っているだけであるにも拘わらず、どうにも生っぽさというか出来たてホヤホヤ感があって、リアルタイムでリリースに触れる醍醐味をしこたま味わってしまう。

この様子だと、どうやら『First Love/初恋』リリース時にはフィジカルでの上積みサプライズはないわね。…って、そんなんあってたまるか!と言われそうだが、例えば2013年の12月9日の『In The Flesh 2010』映像配信販売などは、発表当日即配信開始だったりした。そう、フィジカルでのサプライズは難しくとも、配信では何をしてくるかわからないのだ今という時代。

その意味で今回のヒカルのニューヨーク訪問は、デビュー24周年記念日にあたる2022年12月9日に何らかのサプライズを仕込むためのアクションなのではないかと睨むのが自然な流れになるのだけど、私はいまいちピンと来ていない。思考の流れとしては、『君に夢中』のレコーディングでこのニューヨークに訪れた際に感じたホーム感を今一度手繰り寄せたいとか、或いは、自分がニューヨークに移り住んだ年齢(それまではお家でアニメ「CITY HUNTER」とか観てたからね)に息子のダヌくんがなったので、ここらへんで訪れてみるのもいいかもしれないと思ったりした、とか。そんなことも考える。が、はてさて真実はどこにあるのやらですわね。明らかになるまで暫しお待ち致しましょうか。