無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

お肌と時代の曲がり角

「もーえーわい」と言ってからもAIの話が多いのは、この話題ばかりはヒカルさんより私の方が理解が…深くはないが、より広範に対応できそうという自負があるからだろうな。本当はAIが発達すればするほど楽しいことが増えるとこなんだけどねぇ。世情がそれを許さない感じはあるわな。まぁそれはさておき。

ヒカルは昔から別に「最新鋭のガジェット」とかに興味を惹かれるタイプではなく寧ろアナクロ全然イケてるじゃんくらいの態度で上の世代からウケが良かったのだけど、一方でTVCM等でMDやFOMANINTENDO DSにワイヤレスイヤホンといった「新しく世間に浸透するモノ」をアピールする場面が何度かあったので、そのイメージが幾らか影響あったりもして…いやそもそも、1998年時点では10代の女の子がDTM(デスクトップ・ミュージック)的なアプローチでR&B歌ってるってのは邦楽市場的には最先端扱いされてたわね。

更に言えば『20代はイケイケ!』の高画質配信&実況チャットルームや2005年時点で音源配信に参加するなど確かに様々な局面で時代のほんのちょっと先を行ってきた。

これからどうすっぺかね???

ファンの平均年齢と分布がどうなるか、っていうのと、当たり前だけどヒカル自身の年齢は上がる一方で。だがこども育ててると下の世代の文化にも触れることになるからな。今後は例えば新しい世代のアーティストをダヌくんに教えて貰う、なんてこともあるかもしれない。彼が音楽に携わるかどうかに拘わらずね。我が子に勧められた新進気鋭のバンドをオープニング・アクトに抜擢とか(…あれこれオジー・オズボーンか??)。

どうしたって昔からみてきたファンの発言力みたいなものは強くなりがちなのでな。そりゃあのライブもこのライブも現地で観たって言われれば新しく来たファンは一目置いちゃうだろう。そういう面倒臭い(自分で言う(笑))人達(≒私みたいなん)が時代から取り残されるというか「やっぱCD買わないと」とか面倒臭いこと言い始めたら鬱陶しいことこの上ない訳だけど、ヒカルさんは優しいからねぇ、そこらへんの不安感などにも寄り添ってくれちゃいそうで申し訳ないやら何やら嬉しいやらで。

…という予想される状況でどう舵取りをしてくれるのかというのが興味のあるところでな。

前に書いたカルティエだパリコレだとかいうアダルトな大人の女性としてのアピアランスなんかと併せると、今後益々ファン層の入れ替えみたいなのが進むのかなとも思う一方で、タイアップ相手がどうのなんて関係ないわと思ってくれる人もたくさん居そうで心強くはあるものの、優しさは外に出した瞬間に最後の一片まで削り尽くされる今のこの世の中で、宇多田ヒカルならではの強さに甘える時期はまだまだ暫く続きそうですわ。