無意識日記々

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360Rアプリアーカイブ配信終了

おやまぁ、『40代はいろいろ♫』の「360 Reality Audio Live

アプリ アーカイブ配信」が今月一杯で終了なのか。

https://www.sony.co.jp/united/360ra_sounddive/hikaru-utada/

これはあクマで専用アプリでの配信が終わるだけで、YouTubeに置いてある全編分のは影響ないのよね? 360R音源映像が観れなくなる、と。無料だったし、有期限なのもいいけれど、放置しとけばいいものをわざわざ消すってのは何なのかしらね。

ちょうど大阪での視聴会も明後日で終了ということだし、360R関連はこれにて一区切りか。来月から新局面に移行する、ってことでいいのかなぁ。

寧ろここからどうするかが大きいような気もするけどね、360Rに関しては。『40代はいろいろ♫』を切っ掛けにして立体音響向けのガジェットを取り揃えた人も多かろうに。次からのフェイズで、それに報いるじゃあないけれど買い揃えた甲斐があったと思って貰える展開を用意してあるといいのだけど。

ただ、音源の配信が今のところAmazon Music Unlimitedのみというのが、少しネックというか引っ掛かるというか。それを言ったらドルビーアトモスだってApple Musicのみなんだけど、こちらはiPhoneAirpods込みでの展開なので強みが違うんだな。

なので、今回…というかこの半年は、『First Love/初恋』がドルビーアトモスで、『40代はいろいろ♫』が360Rでとそれぞれリリース毎に別々の立体音響規格を採用していたのだけれど、今後の宇多田ヒカル立体音響音源はその両方からリリースされていく可能性がある…というか、そうしてみて欲しいところ。聴き較べが出来るという意味でも。

ただ、例えばハイレゾ音源も、各社毎に配信されていたとはいえマスタリング自体は同じであったように思う。配信会社毎にファイル形式が違ったりするのでそれに伴って音質も違う気がするんだけどこれは「気の所為」で片付けられる程度だから今は気にしない。

しかし360Rとドルビーアトモスでは録音やミックスの段階から異なる為、2つのフォーマットを用意するとなると制作面での負担が増す。そこまでして応えるべきニーズの分厚さがあるかというとわからない。

映像の規格だった3DVRの時と異なり、宇多田ヒカルの音源のリリースはこれからも続いていくと期待されるのでドルビーアトモスと360R達は今後のコンスタントな登場も可能なのである。映像作品は都度それがバーチャルを必要とするかどうかは異なるが、一方で新曲のサウンドを立体音響にするのは、なんというか、自由だからね。

あとはヒカルがプロデューサーとしてどこまでコミットするか。実際の立体音響音源を聴いてどう思ったのか。そして、360R Liveの収録に居合わせてその手間暇の大変さをどう捉えたか。また次もやりたいと思ったのかどうなのか。

タイミングとしては、今後リリースする新曲はどれも次のアルバムに収録されることになり、アルバム1枚丸ごと立体音響でリリースする事も可能になっては、くる。あとはリスナーのリアクション次第。そこまでテンションが上がりきってる雰囲気でもないので、SONYの積極性の多寡の方が鍵を握ってくる事になりそうだわ。