無意識日記々

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『迄』の先が見える迄

『Gold ~また逢う日まで~』の分かっている歌詞を書き出してみる。(テレビで放送された時に字幕ついてた)

『追いかけても 追いつけぬ

 幸せは側で待ってるだけ

 楽しいことばかりじゃないけど

 嫌なことなんて

 いつかまた思い出話する日の

 花になる迄』

ここの『迄』の「で」でカットアウトされてしまうのでこの区切りで歌詞の意味を捉えようとするのはちと難儀なのだが、ひとまず、

『今の私が思う幸福とはなにかの歌ができました。ぜひ大音量で』

というヒカルのコメントを受けて『幸せ』という単語が素直に出てきている事を素直に喜んでおくべきか。

何しろ日本語として意味が通りきっていないのがツラい。まず『幸せは側で待ってるだけ』と歌うときの『側で』は「なんのそばで」なのかがわからないし、『追いかけても追いつけぬ』は『幸せ』のことだとしてじゃあ向こうからやってくるまで待とうってことなのか何なのか。さっぱりわからん。

『嫌なことなんていつかまた思い出話する日の花になる迄』もわからん。『嫌なことなんていつかまた思い出話する日の花になる』までならわかる。「花になる」が若干わかりにくいが、「思い出話に花を咲かせる」時の「花」の部分には楽しいことだけじゃなくて嫌なことも含まれてたりするよね、って意味だと思われる。「過ぎればどれもいい思い出になるものだよね」ということでな。或いは、嫌なことも人に話すエピソードとしては使える(いい話のタネになった)という見方も出来る。まぁそこまでなら常識的な解釈が出来るが最後の『迄』のお陰で「え???」となる。「嫌なこと“が”いつかまた思い出話する日の花になる迄」ならわかる。今はまだ悲しいラブソングだけど新しい歌が歌えるようになったらいい思い出になるよ、とかそういうことだ。けど歌詞は「が」じゃなくて「なんて」なのよね。となると『迄』の後に何か来ないと文章として成り立たない! 例えば「嫌なことなんていつかまた思い出話する日の花になる迄は、ずっと嫌なことのままなんだから。」みたいな感じね。或いは「嫌なことなんていつかまた思い出話する日の花になる迄は目を瞑って忘れておこう」とか、なんかそういう風に後に何かが来ないと成立しないのよ。そこがぶった切られているから、今の時点で歌詞の解釈をしようというのは私には無謀に思えるのでした。

しかも、ここ40秒あまりの歌の中で殆どメロディに繰り返しがないのよね。だから「ここからここまででひとまとまり」と思える感触がない。歌全体の中で一体どこら辺のパートなのかもさっぱりわからない。曲の0:00から流してくれているのだろうか?? うーむ、なんとも判断に困る公開第一弾だなー。ということで、次の音が公開されるまでは過去曲の歌詞を参考にしながら見進めていこうかなと思ってますですよ。今のところはね。